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あしたの朝、頭痛がありませんように

青木志帆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768436134
ISBN 10 : 4768436137
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

弁護士の青木志帆さんと、新聞記者の谷田朋美さん。いのちに別状はないけれど、「人並みの働き」をするにはかなり困難な病苦(頭痛・吐き気・めまい・倦怠感‥etc)を抱え、能力主義の世界で生き抜いてきた。二人が出会い、つながることで、「回復しない人生」のリアルが言葉につむがれていく。
社会的には病者/女性と弱い立場ではあるが、肩書き(新聞記者・弁護士)的には、特権的な立ち位置でもある二人。そんな「グレーな私たち」の視点から、弱さと強さについて探求する往復書簡。
一人でなく二人ならば、しんどい話もときにユーモラスに。ときに社会への鋭い批判に。
病んだまま、ただ生きていくための生存戦略を探すダイアローグ。

【著者紹介】
青木志帆 : 弁護士/社会福祉士。2009年弁護士登録。2015年に明石市役所に入庁し、障害者配慮条例などの障害者施策に関わる。(2023年3月に退職し、現在は明石さざんか法律事務所所属)

谷田朋美 : 毎日新聞記者。主に難病や障害をテーマに記事を執筆してきた。15歳頃から頭痛や倦怠感、呼吸困難感、めまいなどの症状が24時間365日続いている。関西学院大学国際学部非常勤講師、立命館大学生存学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    今のこの国の一断面をスパッと見せられたように思う。医療・福祉という面だけでなく、社会の在り様にもつながる。データ重視で診断できないと対応してもらえないという言葉が脳裏に残る。先が見える(計画できる)こと、そうでないことの違いが大きすぎるのが、今の状況。視点を変えると、人が暮らすこと自体に関わることで、同じようなことが、いくつもあるように思う。ままならないことを、どう受け入れる、どうつきあっていくのか・・を考える。

  • Apollo

    会社できりきり働いていると、「効率性」が優先度マックスな命題となる。自分が体調が悪いとき、「思うようにことが進まない」ことに苛立ちと申し訳なさを感じるのは当たり前と思っていた。ここ、ちゃんと立ち止まって考えなきゃと思う。

  • しゅんぺい(笑)

    青木さんの「障害」と「病苦」の違いという整理に唸った。どんなときにどんなふうに役立つのかはまだわからんけど、なんとなく、障害っていう言葉の中にもいろんなグラデーションがあるんちゃうかとは思っていて、それの一つの可能性を見せてもらった感じ。病苦には、一緒に付き合うしかない。それがささやかながら最大の支援になったりする。

  • 必殺!パート仕事人

    通院のために有給休暇を取りたいと言い出せない、のかぁ。自分の職場は恵まれている。先輩たちが作ってくれた道だと思う。この本でも「5程度の配慮を得られたら100の働きをすることができそう」とある。鈴木さんの脳の話と同じ。青木さんは明石市役所に勤めていたのか。市長が子育て支援に舵を切った頃で、明石駅を降りたとたん「子ども産まないの?」の圧を感じていたそう。わかる気がする。

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