アンデッドガール・マーダーファルス 1 講談社タイガ

青崎有吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062940092
ISBN 10 : 4062940094
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

吸血鬼に人造人間、怪盗・怪人・狼男、魔術結社に切り裂き魔――異形の蠢く十九世紀末ヨーロッパ。激動の時代の中、怪物の関わる事件を専門として扱い、自らも「怪物」として恐れられた日本人探偵がいた。その名は輪堂鴉夜(りんどう・あや)。助手の名は真打津軽(しんうち・つがる)。失った体を求める怪奇にしてファルス的な彼らの旅はいったいどこへ向かうのか。歩いてゆけよ、行けばわかるさ、アンデッドガール・マーダーファルス。

【著者紹介】
青崎有吾 : 1991年神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。2012年『体育館の殺人』(東京創元社)で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。続く『水族館の殺人』が第14回本格ミステリ大賞(小説部門)の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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不死身の主人公、弟子の鬼、侍女?の3人組...

投稿日:2021/04/25 (日)

不死身の主人公、弟子の鬼、侍女?の3人組が、吸血鬼や人造人間の絡む殺人事件を解き明かすというシュールなストーリー 最初タイトルの意味がよくわからずジャケ買いしたが、首にだけされても死なない主人公、不死身の女性。 当たり!続編も読む。

ヤックン さん | 岡山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ さん

    『円居挽のミステリ塾』で「陰キャ仲間に誘われて」ミステリにはまったと語るだけに、思い切り趣味の世界に浸っている。吸血鬼と人間が条件付きで共存する並行世界ならではの殺人事件解決に、首だけの美人探偵が従者と共にヨーロッパを駆け巡るのだから。加えて事件関係者や警察官、謎の悪役などには「著名な」面々を配し、パスティーシュとしての遊びも狙ってくる。高校時代から書きたかったことを一気に詰め込んだというだけに、鮎川賞系列の特殊設定ミステリでも特にはじけた作りは面白かった。この手の趣味に理解のあるなしで読み手を選ぶ1冊。

  • nobby さん

    なるほど、これは面白い!で、ラスト怒濤の連続名乗りに否が応でも続編読む(笑)吸血鬼・人造人間など“怪物事件”専門探偵な二人組。そのミステリー解決は、さすが“平成のエラリー”、ロジックきちんと楽しめる。その一方で、とにかく気になる鳥籠の中身や鵜夜と津軽この2人の正体や謎が少しずつ明らかになるのが絶妙。描かれるモンスターも、誰もが思いつく名前や知識に引き込まれること必至。個人的には津軽が頻繁に口にする駄洒落や小話に苦笑だが、タイトル“ファルス(笑劇)”だからね(笑)

  • ナルピーチ さん

    いやいや、これまた凄いシリーズと出会ってしまった!19世紀末の欧州を舞台に、怪物専門の事件を生業とする探偵一行が活躍するダークファンタジー。“吸血鬼”や“人造人間”を相手に難事件を解決していく。「まったくこれは、とんだファルス(笑劇)だ」その言葉の通りにミステリ×バトル×小噺が複合された物語と出てくるキャラクター達にどんどん魅了させられた。今後の展開に深く係る黒幕の存在“M”とは…。この時代背景だったら解る人にはすぐ思いつくあの人物なのか。まだまだ序章にすぎないがこれは先が楽しめること間違いなしの一冊だ!

  • 麦ちゃんの下僕 さん

    なるほど…これは面白い!19世紀末のヨーロッパを舞台に、“怪物専門の探偵”輪堂鴉夜&真打津軽が「吸血鬼」と「人造人間」に関わる殺害事件に挑む物語ですが…特殊設定の下でも、青崎さんならではの緻密な“ロジック”は冴え渡っていますし…鴉夜&津軽&馳井静句のコミカルなやり取りに笑わされたり、青崎さんには珍しいアクションシーンに手に汗握ったり…と魅力が満載!そして何より…少女記者アニーの上司の“あの人”や、ベルギーで鴉夜と対決する(当時は警察官の)ポ○○、そして怪盗ル○○に黒幕は“あの人”!?コラボが楽しすぎます!

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    吸血鬼と人造人間の2編。怪物専門の探偵にまずビックリ。って事は表紙は誰?。続きが楽しみ。

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