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魔法使いクラブ 幻冬舎文庫

青山七恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344418356
ISBN 10 : 4344418352
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan

Content Description

「朝、黄色い車を三台見たから、今日はいいことがあるかもしれない」。魔女になりたい十歳の結仁は、葵と史人と毎日魔法の練習をしている。三人でいると一番元気なのに、なぜかクラスでは上手にしゃべることができない。さらにある日、七夕に書いた願い事を嘲られ孤立を深めていく…。繊細で透徹した視点で描く、揺れ動く少女の心と自立の物語。

【著者紹介】
青山七恵 : 1983年埼玉県生まれ。2005年に「窓の灯」で文藝賞を受賞しデビュー。07年に「ひとり日和」で芥川賞受賞。09年「かけら」で川端賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    魔女になりたくて「魔法使いクラブ」を形成した少女3人。小学生から高校生までの時間の中で起こる事柄が懐かしかったです。仲間外れ、男女の意識、自己主張。成長していくにつれ、経験していくのだなと。大人になってから昔を懐かしんでいる姿が見たいですね。

  • はる

    とても繊細な物語。幼なじみの3人が、魔法使いに憧れて「魔法使いクラブ」を作る…。人と関わることが下手で傷つきやすい主人公の少女。その不器用な生き方が切ない。彼女の迷いや葛藤はどこか自分と重なり心に刺さる。小学生から中学生までの章は物語の世界に引き込まれたが、高校生になってからはあまりに痛々しくて好みから外れた。ただ、彼女の未来の象徴と思える姉と兄の今の明るい姿に、僅かに光が感じられるのが救い。

  • ちょこまーぶる

    読み進めて楽しく読めた場面と苦しく読んだ場面の混在していた一冊でした。3人の子どもの小学生・中学生・高校生という年代をそのまま章分けしていますが、固執した仲間意識が強く物置小屋という秘密基地が孤独を深めていく場所になっていたが、その後それぞれが自我に目覚めて少しずつ個を意識して道がずれていき、ついには完全にバラバラな生活だけど3人の世界を心の隅に追いやった生活となる。全体を通してアイデンティティを意識した心の過程の表現が上手だなと感心しながら読み進めました。でも、もう少し結仁の人生を追ってみたかった。

  • coco夏ko10角

    1章は面白かったけど、3章は読んでて苦しかった……。「その後」の結仁を想う。解説に朝比奈あすかさん。

  • なっちゃん

    タイトルからほのぼのとしたお話かと思ったら、そうではなかったです。小学生から高校生へと成長していく中で経験する、仲間外れだったり男女の意識、気だるさや自己主張。懐かしいなぁなんて思いながらも大人になる前の彼らにアドバイスしたくなった。大人になって、笑いあって昔を語れる道を進んでほしい。

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