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小説集 Twitter終了

青井タイル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120057151
ISBN 10 : 4120057151
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

恋も友情もあった。人生があった。ここだけが私たちの居場所だった。文学フリマ東京36で話題沸騰の合同誌を緊急書籍化。「Twitterが無くなった世界」をめぐる6つの物語。

目次 : オタクどもの聖霊降臨日(青井/タイル)/ それじゃあまた、Twitterという天国で会おう。(足立/いまる)/ 近くて遠い二人の距離(乙宮/月子)/ もう一人のあなたを作る方法(根谷/はやね)/ 結論から言うと、ツイッターが一番性に合いました(九科/あか)/ Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていなかった助手との関係が切れた。(斜線堂/有紀)

【著者紹介】
青井タイル : 漫画原作者。1992年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。上智大学卒。在学時、文芸サークル紀尾井文学会に在籍。2022年『となりのヤングジャンプ』に読み切り「女甲冑騎士さんとぼく」を掲載、漫画原作者としてデビュー

足立いまる : 漫画家・イラストレーター。2017年、第17回角川新人漫画大賞にて「王様はやめられない!」で佳作を受賞し、『月刊少年エース』にて雑誌デビュー

乙宮月子 : 1997年生まれ。神奈川県横浜市出身。上智大学卒。在学時、文芸サークル紀尾井文学会に在籍

根谷はやね : 1992年生まれ。北海道生まれ東京都育ち

九科あか : 会社役員。1995年生まれ。神奈川県大和市出身。上智大学卒。在学時、文芸サークル紀尾井文学会に在籍。本書収録「結論から言うと、ツイッターが一番性に合いました」が初めての小説寄稿となる

斜線堂有紀 : 上智大学卒。在学時、文芸サークル紀尾井文学会に在籍。2016年”キネマ探偵カレイドミステリー」で第23回電撃小説大賞メディアワークス文輝貫を受賞し、デビュー。21年、『楽園とは探偵の不在なり』が第21回本格ミステリ大賞(小説部門)にノミネート。各ミステリランキングに続々ランクインし、話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    23年夏、突如として「X」と名前を変えられ、姿を消したTwitter。140字でしか気持ちを伝えられない世界を愛し続けた作家たちが紡ぐTwitterなき世界の物語集。Twitterが終わる世界でオタクたちはどう生きるか、相互フォローの女性からのDMで始まる奇想天外な物語、他者への複雑な想いとTwitter。そしてTwitter終了により助手との連絡手段を失った探偵が、見つけ出した助手の意外な正体。斜線堂有紀さんの話目当てで読みましたがミステリ仕立てで面白かったですし、最後の追悼文もなかなか効いていました。

  • きたさん

    今や旧twitterとなったXで「ここ無くなったらどうする?」と、実際に会ったことがある人や名前も知らない人と今でも呟きあっている人ならば、どのジャンルにいてもたぶん心にくる作品がひとつかふたつあるのではないかと思う、そんな短編集。斜線堂有紀作品の凄さは言わずもがなとして、個人的には「近くて遠い二人の距離」がとても臨場感のあるエモさを感じられて好きでした。全体を通して間違いなく万人受けはしないけれど、これが響く人にはなんとかして届いてほしいと願う作品ばかりでした。

  • 沙智

    Twitterという特異なSNSをテーマにした作品群を楽しめるアンソロジー。「もう一人のあなたを作る方法」の感傷的な空気が好きだった。特に良かったのは「Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていない助手との関係性が切れた。」Twitterあるある的なネタを散りばめつつも、連絡のつかなくなった探偵助手を探すというプロットには確かな牽引力がある。作者はTwitterのことが本当に嫌いで、でもその一方で心の底からTwitterのことが好きなんだなという複雑な感情を感じた。

  • makoto018

    実名リアル交流なFacebookと匿名キラキラなInstagram。電話のような公共インフラとなったLINE。だからこそ、複数アカや推し活、匿名でのゆるいつながりができるツイッターのみ担えた役割があったのはよくわかる。炎上とかクソリプとか、叩きあいがあったとしても。2ちゃんねるのROM専からYahoo!チャットぐらいは体験したものの、ネット疲れでしばらくSNSを離れていて、ツイッターはせいぜい情報収集用に5、6年前から使用してた自分は、本作を読んでやっとその感じがわかった。喪われると残るのはエモさなのか。

  • meg

    みんな大好きTwitter。ネットで友だちとか作れない民にはよくわからない感覚だけど、Twitterしか居場所がない人にとっては一大事だったんだろうなあ…。と、最早遠い昔の出来事のように感じる。怖い。ヲタク同士つるんで同人誌を作り、妖怪みたいなアカウントのおかげでリア友との縁を保ち、実名性と匿名性のバランスに縋り、亡くなった同級生を騙り悼み、果てはTwitterでしか繋がっていなかった助手との関係が切れる。書き下ろされた追悼文の、斜線堂有紀の最後の一文がなんとも切実なおかしみを持ってこちらに向かってきた。

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