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歴史小説のレトリック マンゾーニの「語り」 プリミエ・コレクション

霜田洋祐

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784814001507
ISBN 10 : 4814001509
Format
Books
Release Date
March/2018
Japan

Content Description

史実と虚構が判別できる!?ゲーテも絶賛したというマンゾーニの『婚約者』。語り手が用いる2種類の「我々」や引用技法の分析から、独特の“語り”の仕掛けに迫る。

目次 : 第1章 『婚約者』の成り立ち―文学の最前線としての近代小説/ 第2章 「発見された手稿」と虚実の判別可能性/ 第3章 「語り手」による一人称の使い分け/ 第4章 「聞き手」への執拗な呼びかけ/ 第5章 「歴史叙述」における引用のレトリック/ 第6章 「創作部分」における現実性の強調/ 第7章 「反文学」的かつ「反歴史」的な歴史小説/ 結び

【著者紹介】
霜田洋祐 : 1984年生まれ、大分県出身。2007年3月京都大学文学部卒業。2013年3月京都大学大学院文学研究科博士課程(イタリア語学イタリア文学専修)研究指導認定退学。2016年3月京都大学にて博士(文学)の学位を取得。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    マンゾーニの書いた「婚約者」という本を題材にしてそれが小説なのかあるいは事実なのかを探っていく文芸評論です。私は数十年前に読んだのですがえらく長い作品で人物がたくさん出てきて名前を覚えられなかったのだけを覚えています。その作品を語り手による一人称の使い分けなどを分析したり、挿絵をかなり克明に分析したりして小説よりもこちらの方が面白い感じでした。

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