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怪談群書 墜落人形 竹書房怪談文庫

雨宮淳司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801937529
ISBN 10 : 4801937527
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

出てくる霊も体験者も曲者ぞろい。俄かには信じがたい異常現象と歪で底冷えのする恐怖たち。一筋縄ではいかない怪異ばかりを集めた強烈な実話怪談集。スベリヒユが群生するプレハブ小屋。中では女装の少年がある霊的な作業を…「スベリヒユ」。激辛カレーを食べる謎の老女。食事中、老女の袂から何かが…「蝉と蛇とカレーライス」、玄関に立つデリヘル嬢の霊。勢いよく殴った時だけ手応えが…「殴打のテオリア」、福岡のとある会社社長一族が行う秘密儀式を手伝うことになった男。山奥の薄野原で井戸と対峙した怪奇な5日間…「可哀相な井戸」他、満を持して世に放つ著者9年ぶりの単著!

【著者紹介】
雨宮淳司 : 1960年北九州生まれ。医療に従事する傍ら、趣味で実話怪談を蒐集する。実話怪談コンテスト「超‐1」をきっかけに、2008年『恐怖箱 怪医』で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    実話怪談集。収録されているのは十一話と実話怪談にしては長めの話が多いが、どれも読み応えがあって冗長さは感じられない。ただ実話怪談としての性質上か、プツンと切れているような話が多いような。著者が自分で語っているように物語性が強いから一早々感じられるのかな。特に「可哀相な井戸」等は登場人物による謎解きみたいなのが始まってさあこれから盛り上がるぞ、という所で終わっているし、表題作もここで終わり?という感が強い。ただ小説としてではなく怪談として見た場合、それが不安定感を感じさせ非常に強力な武器となっているなあ。

  • 高宮朱雀

    表題作の墜落人形は勿論、話数は11と決して多くないけれど、じわじわと足下から冷気に絡め取られるような嫌な感じがある。映像に例えるなら、世にも奇妙な物語とほんとにあった怖い話を足して割ったような感じ。 医療従事者という立場上、いくらでも職場で奇妙な体験はあるだろうが、敢えてそこに言及していない点に好感が持てる。私が他の著書を読んでないだけか?

  • そうさん

    看護師さんとして働かれていて、今も医療従事者として活躍されているという、著者。幽霊に会って驚く人と驚かない人、どちらが好きかといえば、断然後者のほうが好きと言い切る著者の集めた話だけあり、クセのある話が多い。『スベリヒユ』『蝉と蛇とカレーライス』など、良くできた物語としか思えない。まるで世にも奇妙な物語でドラマ化できそう。再読したい。

  • qoop

    怪異を上回る異質さを見せつける体験談〈スベリヒユ〉、骨子に意味深い肉付きを備えた〈殴打のテオリア〉、展開の妙を感じた〈手首が来る〉、オカルトミステリ的な味わいの〈可哀想な井戸〉など、30ページほどの短編に印象的な作品が多い実話怪談集。

  • 真夏日和

    面白く読んだもの。『蝉と蛇とカレーライス』『殴打のテオリア』『手首が来る』『鏡極楽』『可哀相な井戸』『墜落人形』特に『可哀相な井戸』が飛んでもなく面白くて、井戸を井戸に戻す儀式がほんまに終わったのかどうか気になって仕方ない。神さまはもうあちらの世界へ戻られたのかどうか。境界を自分でつくるのは危うすぎる。そうしてる人たちはもしかしたらたくさんいてるのではないか、と実話怪談集をひたすら読む。あっちにもこっちにも危うい話が存在してる。あちらからの干渉がどんどん強くなっていると世界を見てたら思わずにはいられない。

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