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ぼくは縄文大工 石斧でつくる丸木舟と小屋 平凡社新書

雨宮国広

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582859553
ISBN 10 : 4582859550
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

自ら建てた三畳の小屋に暮らし、蒸しドングリや川魚を食べ、囲炉裏の灰で歯を磨く。能登に縄文小屋を建て、三万年前の丸木舟を走らせる。「縄文暮らし」を実践しながら、原始を生きた人の姿を探る。原始人の暮らしをたどれば、現代人が失ったものが見えてくる。

目次 : 第1章 縄文大工になったわけ(大工の道を歩み出した修業時代/ 匠の世界に求めたもの ほか)/ 第2章 能登に縄文小屋を建てる(石斧との出会い/ 石斧をつくる ほか)/ 第3章 三万年前の丸木舟で大航海(「原始人の石斧」で舟づくり/ 丸木舟は旧石器時代に存在するか ほか)/ 第4章 縄文暮らしから生まれた哲学(「三畳の小屋」暮らし/ 囲炉裏レシピ ほか)

【著者紹介】
雨宮国広 : 1969年、山梨県出身。縄文大工、建築家。丸太の皮むきのアルバイトをきっかけに、大工の道へ進む。古民家、社寺文化財修復の仕事で、先人の手仕事に出会い感動。手道具のみでの伝統的な手法に傾倒する。2009年に石斧と出会い、東京都立大学の山田昌久教授と共に、能登半島の真脇遺跡で縄文住居の復元に携わる。その後、国立科学博物館の日本人のルーツをたどる「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」では、台湾から与那国島へ渡る丸木舟を制作した。現在は手道具のみで自作した小屋に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    世の中にこういう人が本当にいるのだなあ、というのが最初の感想。ものづくりに魅せられた一人の若者が、大工修行を通して道具の魅力に目ざめ、石材で木を切り削り、穴開けまでする縄文の「石斧」に出会う。彼はその後、石斧を使って縄文小屋を組み立て、機会を得て古代航海のための丸木舟の製作に挑んでいく。縄文人として登場する彼の姿は、半生を一つ事にかけた自信と共に、縄文人生活の中から生まれ、自然と共にある人間本来の暮らしを体現した「哲学」を象徴しているかのようである。日本人の起源の検証実験に思わぬところで出合い、感激する。

  • ばんだねいっぺい

    縄文の建築のことを分かるには、縄文人にならなきゃわからないを実践した人。チェンソーだって、苦労するであろう大木を石斧で切り倒してしまうのだから、尊敬する。丸木舟のプロジェクトにしても、本当にやってみなきゃわからないの世界て、実践の中のヒントから工夫が生まれていくのに感動した。黒曜石のくだりは、やってみたいなとつい思ってしまった。また、例のあれの研究も面白い。

  • たまきら

    わあ、楽しそう!色々な「作る」に好奇心だけをお供に体当たりしていく楽しいお兄さんのものづくりを楽しく読みました。石斧すご〜い!!ところどころ真似したいです。夫はあんまり〜。

  • さきん

    縄文時代の建物や舟を縄文時代の技術で作るというのは、当時の技術を考察し、わからないところは実験して仮説を立てるのみにとどまらず、実際に道具を作り使うことが必要。そして本職の大工で生計立てつつ、家族も養ってと考えると本当にすごいなと思った。youtubeに作業動画上げてほしいと思った。特に茅葺きの逆向きバージョンや土壁づくり、木をけずる道具や石斧の作り方、メンテナンスなど。著者の建築へのアプローチも素敵。丸太の皮はぎから始めて、現代的ね住宅建築、寺社仏閣修理を経て、古代の建築まで歩みを進めている。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    例会 テーマ 【子どもの本の持ち寄り 『楽しい本』】 縄文時代と同じように手仕事で石斧を作り、古代の丸木舟や竪穴式住居を造っている。実際にやってみるところがすごい!テレビ番組の「所さんの目がテン」でもやっていたので、内容がすんなり入ってきました。

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