建築家、走る 新潮文庫

隈研吾 (建築家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101200361
ISBN 10 : 410120036X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
249p;16

内容詳細

ブザンソン芸術文化センター、根津美術館、竹の家(中国)、アオーレ長岡(市庁舎)…いま世界中から依頼が殺到する建築家は、深く悩みながら疾走してきた。東京でのプロジェクト挫折、森舞台/登米町伝統芸能伝承館をはじめ地方での活躍、怒涛のコンペ参加など、その半生は紆余曲折の連続だった。「反・20世紀」的建築を創造する著者が自伝的に語り尽くしたユニークな書。

目次 : 第1章 世界を駆け回る/ 第2章 歌舞伎座という挑戦/ 第3章 20世紀の建築/ 第4章 反・20世紀/ 第5章 災害と建築/ 第6章 弱い建築

【著者紹介】
隈研吾 : 1954(昭和29)年、神奈川県横浜生れ。’79年東京大学大学院建築学科修了。コロンビア大学客員研究員、慶應義塾大学教授を経て、2009(平成21)年より東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    著者は第4世代に属する世界的に著名な建築家。お名前は知っていたが、この人の本を読むのは初めて。残念ながら本書はご本人が書いているのではなく、彼の談話をジャーナリストの清野由美氏が文字に起こしたもの。それでも十分に真意は伝わっていると思う。そもそも隈研吾氏の話が刺激的な上に、文字化にも成功している。建築という視座から世界を語る試みとして、こんなに楽しいものも稀有である。全6章のいずれも示唆に富むが、私には第3章「20世紀の建築」が様々な意味で最も興味深かった。建築から見た文化・文明論としてお薦めの1冊。

  • ホッパー さん

    隈研吾さんの自伝的な内容から、建築論に至るまで書かれている。建築に関する知識は無いけれど、それでも興味深くグイグイ読ませる隈さんの考え方と行動力がスゴイと思った。おすすめできる本。

  • 常磐条 さん

    『人類史を見渡した中でも、歴史を大きく変えたのは、1755年11月1日に起こったポルトガルのリスボン大地震です〜リスボン大地震の恐怖から、近代建築と近代都市計画は始まった〜その恐怖に最も敏感に反応したのが、建築の世界で「ヴィジオネール」(幻視者)と称された、フランス人前衛建築家たちの一群でした〜彼らは、神に代わって「科学」という新しい知恵を用いて強い建築を作り、弱い自分たちを守ろうとしたのです〜(彼らの思想は)コルビュジェたちのコンクリートと鉄でできたモダニズム建築という形で、地上に姿を現したのです』

  • kana さん

    終始、心揺さぶられっぱなし!新国立競技場で話題の、世界を股にかけて素晴らしい作品を数々残す隈研吾という建築家の人生が、毎日が、頭の中が、描かれたエキサイティングなエッセイです。20世紀建築を「場所」という観点からいかに超えるか、建築のグローバリゼーションとは何か、震災で無に帰す家々を見て悟る建築の意義とは。興味深いテーマが次々と提示される中、愚直な実践の積み重ねと圧倒的な知識量と思考の深さで乗り越えていくそのエネルギーが凄まじくて。プロフェショナルとして生き抜く為の氏の覚悟に対する自分の甘さを痛感します。

  • 紫羊 さん

    パワフルで打たれ強い、本当にタフな人だ。そしてブレない。数々のコンペを勝ってきたのにも納得。まずは国内の作品を見てみたい。

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