Books

日本の歴史 22

隅谷三喜男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122047037
ISBN 10 : 412204703X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2006
Japan

Content Description

富国強兵策により急激な近代化と工業化を推進した日本は、国運を賭した日清・日露の両戦役に勝って列強の仲間入りを果たす。だが、そこに成立した大日本帝国はしだいに民衆との亀裂を深め、深刻な危機に直面する。この危機に対する体制再編の過程で、明治は幕を閉じる…。

目次 : 日清戦争/ 日本帝国の明暗/ 産業革命/ 労働運動の初幕/ 内地雑居/ 藩閥・政党・政商/ 社会主義への歩み/ 考えるホワイトカラー/ 東亜の嵐/ 日露戦争/ 反戦の闘い/ 勝利の悲哀/ 「普請中」の日本/ 三井と三菱/ 日韓合併/ 大逆事件/ 明示の終焉

【著者紹介】
隅谷三喜男 : 1916年(大正5)東京に生まれる。41年(昭和16)、東京帝国大学経済学部卒業。卒業後間もなく満州昭和製鋼所に勤務。戦後は東京大学教授。のち信州大学教授を経て、東京女子大学学長、恵泉女学園理事長を歴任。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専門は労働経済論だが、労働運動史、近代日本の思想史やキリスト教社会史など研究範囲は広い。2003年(平成15)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    この著者の隅谷先生はマルクス経済学とは一線を画していたと思います。どちらかというとキリスト教の立場から労働者などの実態調査をしていたかと思われます。五味川純平の書いた「人間の条件」にも登場しているようです。この本はその経験などやご自分の研究された成果を十分に吐き出されているのではないでしょうか?

  • 訪問者

    本書を読んで少し驚いたのは、日清戦争、日露戦争共に、日本にとって焦点となったのは清ではなくあくまでも朝鮮だったという事。そして大逆事件後の時代閉塞等、現在の日本の情勢と重ね合わせるように読み進めた。

  • しびぞう

    歴史の本を読んだ感想としてあと何度「歴史は繰り返す!」と思わなければならないのだろうか。100年ほど前の日本の事が書かれているが、現代にもいるような人たちのことが書いてあった。強い国に住みたいけどそのために国に貢献するのはまっぴらごめん、という人がこの時代にもいたのかと笑ってしまった。高い志をもってして変化や革命を成し遂げても、その子孫がその恩恵の中で腐っていくということが、あと何度繰り返されるのだろう。我々も腐らせてしまうのか、それとも、引き継いだ土壌に先人が夢見た花を咲かせるのか。

  • sansirou

    日露戦争でずいぶん軍部が建前ばかりになっていってるのがわかる。この時代の日本を知ることは重要ですね。

  • あしお

    日清戦争、日露戦争から明治天皇の崩御まで。明治時代を日本近代化の輝かしい時代と捉える人もいるのだろうが、この本の論調は帝国主義にのめり込んでいく暗い側面の印象が強い。文中に引用される公文書や新聞の論説に「〜せざるべからず」という言い回しが多いのがこの時代の特徴かもしれない。つまり断定的で他の可能性を顧みない言い方だ。それが権力側にも反権力側にも通底している。国家や会社を家族と見る思想はこの時代に始まるというのも面白い指摘だった。それにしてもなんで韓国を併合したかな〜。。。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items