Books

新版 薔薇戦争 百年戦争後の渾沌と近世への曙光

陶山昇平

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781624921
ISBN 10 : 4781624928
Format
Books
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イングランド国花の名を冠した中世末期の大乱・薔薇戦争。
その華麗な呼称に反して、イングランドを混乱と絶望に陥れたこの内乱は、
「近世」への移行に必要な素地も孕んでいた。

時代がもつ二面性は、しばしば断絶や峻別を拒む。
惰弱と評されるヘンリー六世の治世から、
絶対王政を象徴するテューダー朝への転換は、真に中世との訣別だったのか――。

本書は、その問いに迫る一冊である。

*

目次
【序】
薔薇たちの諍い
神罰としての薔薇戦争?
イングランド王権の「十五世紀の危機」

【前史】
ランカスター朝の成立―血塗られた玉座
ヘンリー五世と百年戦争―栄光の幻影
内乱へ突き進むイングランド―ヘンリー六世の治世

【本史】
第一次内乱―ランカスター朝の終焉
エドワード四世の治世(前半)―癒えぬ傷跡
第二次内乱―ヨーク派の分裂
エドワード四世の治世(後半)―栄光と平安
第三次内乱―白薔薇の復讐遂げし赤薔薇

【結】
薔薇戦争とは何だったのか
エピローグ
補説(「塔の中の王子たち」をめぐる新見解について)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • イトノコ

    15世紀のイングランドで起こった内乱、薔薇戦争について解説。先日登録した「明日誰かに話したくなる王家の話」のYouTuberさんが薔薇戦争の解説動画も出しており、もっと知りたくなり購入。いやむしろ、YouTuberさんの動画の詳しさに驚いた(笑)。本書では薔薇戦争の最大の要因を、労働者の地位向上や貴族の対立はあるものの)ヘンリー6世の無能と精神疾患としている。王と言えど、当時は結局は有力貴族の盟主としての立場でしかないので貴族同士の対立を調停できなければ、王としての責務は果たせないと言うことかな。

  • 星落秋風五丈原

    ばら戦争の始まりから終わりまで書かれた本。シェイクスピアの史劇と被る。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items