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原発賠償を問う 岩波ブックレット

除本理史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002708669
ISBN 10 : 4002708667
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan

Content Description

福島原発事故を引き起こした東京電力の破綻処理はなぜ行なわれないのか。国策として原発を推進してきた政府の責任とは。ふるさとや仕事を奪われ、将来の見通しも立たず、苦悩する避難者たちの実態を追いながら、現在進められている賠償の仕組み、その問題点をわかりやすく解説。水俣病など、過去の公害事件の教訓を生かし、あるべき補償のかたちを具体的に提言する。

目次 : 第1章 曖昧にされる賠償責任―政府・東電の責任を問う(東電は「無過失」か―原賠法と福島原発事故/ 東電「延命」と政府の責任/ 補償をめぐる「線引き」 ほか)/ 第2章 避難者たちの現実―原発事故が奪ったもの(原発避難者の現状/ 引き裂かれた地域/ 避難の長期化と精神的苦痛 ほか)/ 第3章 あるべき補償のかたちとは(公害問題の教訓に学ぶ/ 被害者の権利回復に向けて/ 東電「国有化」から電力改革へ)

【著者紹介】
除本理史 : 大阪市立大学大学院経営学研究科准教授。1971年、神奈川県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。一橋大学博士(経済学)。環境政策論、環境経済学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    責任がキーワード(2頁)。賠償⊂補償(償いを含意)と規定(3頁)。原子力村の構図(5頁)によると、東芝、日立等の原子炉。燃料調達の商社、銀行、ゼネコン。研究の学界。文科省の責任も結構大きいことに気づかされる。書類がお役所的な文書主義で東電は事務的なのか(17頁)。年金問題は制度を繁雑にして煙に巻く手口であった。今月まで前納2号だが、封書を出そうか、出すまいか、と逡巡しているのが現状。被害者の心中は推して知るべし。2012年末現在、福島県民は15・7万人が避難された(29頁)。ふるさとを捨てることの厳しさ。

  • takao

    東電国有化

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