烏に単は似合わない 文春文庫

阿部智里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901189
ISBN 10 : 4167901188
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こり…。史上最年少松本清張賞受賞作。

【著者紹介】
阿部智里 : 1991年、群馬県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。2012年、『烏に単は似合わない』で松本清張賞を史上最年少受賞。14年、早稲田大学大学院文学研究科に進学。執筆活動をさらに本格化させ、和製ファンタジー作家の大器と注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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少女マンガのようなキラキラした設定、今ど...

投稿日:2021/06/22 (火)

少女マンガのようなキラキラした設定、今どきの軽めの小説なのね…と読み進む、作者の思惑通りに感情移入していく、最後まで読む…ほんとうに驚きました。お見事!と手を打ってしまうほどのあっぱれとした気持ちです。

ヒデヨシ さん | 奈良県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida さん

    人間の姿に変わる烏が住まう世界「山内」。山内を統べる金烏代の子「若宮」の后の座を巡り、大貴族の東西南北家より四人の姫宮が競い合う。姫宮達は「桜花宮」内の春夏秋冬の殿に住まう。それぞれに魅力的な姫宮達。后の座を得れば生家は宗家の外戚として栄華を誇る。姫宮達は生家を背負いそれぞれに趣向を凝らす。桜花宮に血が流れた時、后の座を巡り異様な空気が桜花宮を覆う。物語は雅な恋愛物から、権謀術数が渦巻く推理物へと変わる。物語を読み終えた時、帯に書かれた「あなたの予想を裏切る」という文に納得する。斬新な発想。一気読みです。

  • はじめさん さん

    著者初読。八咫烏が世界の覇者となっている世界。貴族は一生を人型で過ごし、庶民は烏に変化する。王家をトップにし、東西南北の四家がそれぞれの領地を支配。やがて年頃となった日嗣の御子のお妃選びとして、後宮に送り込まれる四家の命運を握った美しき姫君たち。もっとも腹黒いと噂される東家で育った、純真無垢な姫を主人公にしつつ、ドッロドロの女たちの戦い。烏が本体だけにクレバーな神算鬼謀。キャットファイトならぬクロウファイト。美しい烏の羽は漆黒。/ 小野主上、上橋菜穂子、萩原規子、国産ファンタジー三女史を継ぐ若手登場か。 

  • ミュポトワ@猫mode さん

    図書館で4巻目をシリーズものと知らずに借りて、涙目になっていたところでお気に入りさんが最新刊を読んでて、オススメされたので、読んでみました。感想は、オススメしてくださってありがとうございます!これ、滅茶苦茶面白いです!はじめどこの昼ドラだよ?って辟易してたんですが、途中からあれれ?って感じ。最後のほうは面白すぎて本閉じられないの!途中かなり複雑なので、もう一回読まないとなぁ…これがデビュー作の若手作家さんですが、文春文庫で100万部超えてるだけのことはあると思います。2巻まちょっと間を空けてから読みます。

  • hnzwd さん

    八咫烏が人型に変身して過ごす異世界ファンタジー、と、思わせておいて意外な決着、という小説でした。四家の姫から后を選ぶ儀式を舞台に描かれる女と女、家と家との争いもさることながら、終盤で暴かれる真相があまりにも素晴らしい。ロジックよりは心理的な部分に納得する真相ではありましたが、、意外性十分で大満足でした。ミステリ好き、ファンタジー好きのどちらにもオススメ。

  • さばかん さん

    そうか、そうきたか……。  茶番だあああああぁぁぁぁぁ。  予想を裏切られた。  やっぱり女同士の争いって醜いわ、おぞましいわ。  色んなタイプの4人の女どもの争い。  主役は遅れてやってくるってな感じに最後にやってきてしかも探偵役で全てを掻っ攫っていった若宮。  そしてまさかのラスボス……。   いやぁ面白かった。

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人物・団体紹介

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阿部智里

1991年、群馬県前橋市生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で松本清張賞を史上最年少受賞。17年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く壮大な異世界ファンタジー「八咫烏」シリーズは現在は第2部へと突入、外伝も含めて『望月の烏』で12冊を数える(

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