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ミステリー小説集 脱出

阿津川辰海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120057854
ISBN 10 : 4120057852
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたはここから出られるか? 
人気作家たちが仕掛けた五つの物語から、脱け出す鍵を見つけ出せ。
全編書き下ろし。没入感溢れる新感覚小説集。

収録作
・阿津川辰海「屋上からの脱出」
天文部の合宿で、学校の屋上に閉じ込められ‥‥?

・井上真偽「サマリア人の血潮」
目を覚ますと、見知らぬ研究所で記憶を失っていた。

・空木春宵「罪喰の巫女」
人を喰う巫女が棲むという神社を訪れた女の目的は?

・織守きょうや「名とりの森」
その森に入るものは、「主」に名前を奪われる。

・斜線堂有紀「鳥の密室」
魔女狩りが横行する町で囚われた女の秘密とは――

【著者紹介】
阿津川辰海 : 1994年、東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。20年に刊行した『透明人間は密室に潜む』で本格ミステリ・ベスト10で第1位。23年『阿津川辰海 読書日記かくしてミステリー作家は語る“新鋭奮闘編”』で第23回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”を受賞

井上真偽 : 神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理(プレディケット)』で第51回メフィスト賞を受賞し、2015年にデビュー

空木春宵 : 1984年、静岡県生まれ。駒澤大学文学部国文学科卒。2011年「繭の見る夢」で第2回創元SF短編賞佳作

織守きょうや : 1980年生まれ。イギリス、ロンドン出身。早稲田大学法科大学院卒。2012年『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、13年にデビュー。15年『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞、後に映画化される。21年『花束は毒』で第5回未来屋小説大賞を受賞

斜線堂有紀 : 1993年生まれ。上智大学卒。2016年『キネマ探偵カレイドミステリー』で電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞しデビュー。20年『楽園とは探偵の不在なり』が各種ミステリランキングを席巻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    本日、第三弾。本書は、若手人気ミステリ作家(空木春宵のみ初読です)による「脱出」をお題にしたアンソロジーミステリ短編集でした。オススメは、斜線堂有紀「鳥の密室」&空木春宵「罪喰の巫女」です。 https://www.chuko.co.jp/ebook/2024/05/518954.html

  • パトラッシュ

    最前線で活躍する若手ミステリ作家5人が「脱出」というテーマに挑んだ競作集だが、各作品とも「なぜ脱出せねばならない状況に陥ったのか」がメーンとなっており題名とは微妙にズレている。「屋上からの脱出」は誰と誰が結婚したのかが謎の中心だし、「名とりの森」と「罪喰の巫女」はオカルトファンタジーの色彩が濃厚だ。「鳥の密室」と「サマリア人の血潮」に至っては、狂気の域にまで達した人間の意思が作り上げた密室の凄まじさを誇るようだ。それぞれの設定の独創性は疑いないが、「十三号独房の問題」のような脱獄ものを1作は読みたかった。

  • みかん🍊

    織守きょうやさん以外はお初の作家さんだった、屋上に閉め出された天文部の脱出、森に閉じ込めだれ名を奪われるという場所から親友を助け出す為に入り込んだ少年、塔に閉じ込められた魔女、地下の研究室からの脱出と推理小説と言うよりホラー、ファンタジー要素が高かった、「屋上からの脱出」「名とりの森」が良かった。

  • ひさか

    2024年5月中央公論新社刊。書き下ろし。阿津川辰海:屋上からの脱出、織守きょうや:名とりの森、空木春宵:罪喰(つみばみ)の巫女、斜線堂有紀:鳥の密室、井上真偽:サマリア人の血潮、の5つの脱出をテーマにしたミステリアンソロジー。阿津川さんは、入り組んだ展開のわりにはラストでな〜んだ感あり。織守さんがホラーチックでよくまとまっており楽しめた。井上さんはラストが良いもののドタバタ感が強く少し残念。

  • やな

    脱出をテーマにした5人の作家によるミステリー小説集。どれも面白いのだけど、空木春宵さんの「罪喰の巫女」にドキュンとやられました。本作、1ページ目からおびただしい漢字の量と読みづらすぎる文体で読者を翻弄。これってもしかして…読まれる事を拒否しているのですか、と疑うレベル。ところが読んでるうちに独特の文体にも慣れてきて、最後は「チョー面白れかったー」と唸ってしまいました。でもオススメはしません(本作のみ)。とにかく取っ付きづらいのです。

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