米内光政 新潮文庫 改版

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101110066
ISBN 10 : 4101110069
フォーマット
出版社
発行年月
2002年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,630p

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私が阿川弘之著「米内光政」に惹かれるのは...

投稿日:2021/04/09 (金)

私が阿川弘之著「米内光政」に惹かれるのは、これが小説であり、「米内光政神話」の頂点に位置すると思うからです。現在は、冷静に語られる第二次世界大戦での「ロンメル伝説」と双璧をなすと思います。特に、ヒーロー化された「山本五十六」の場合と違い生き延びた伝説の近現代史の人物を語る上で、欠かせないと思うからです。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    『井上成美』より前の著作であり、特に井上に関する記述には相当の重複もあるが、人物に関する証言も井上よりはかなり多いせいか、こちらの方がまとまりが良い。無口でハンモックナンバーも低く、かつかなり分裂模様のある海軍の中で、軍政に関わりながら追われることもなかったのは、その胆力だけでなく、表向き攻撃的でない(ここが井上と決定的に違うところ)ため敵に弱みを握られなかったからか。ただ政治家のキャラではない気もした。終戦時・戦後と海軍大臣を続けたのが天皇に対する敬愛ゆえだったとすると、彼も軍人気質の人だったのかな。

  • 鍵ちゃん さん

    「米内光政は国に事がなければ、成いは全く世人の目につかないままで終わる人であったかも知れない亅。海軍兵学校の席次は中心以下、無口で鈍重と言われた人間が、日本の存亡のときに当たり、自らの手で帝国海軍7十余年の栄光を、葬り去った。1億玉砕よりも、未来ある敗戦にかけて…。最後の海相の人物と識見を描いて、危機に際しての真の指導者とは何か、感動の記録。以前読んだ、山本五十六、井上成美、とともに読んだら、この三人が政治を握っていたら戦争はなかったのではないかと思うと残念だった。少しで終戦記念日だからこそ読んだもらたい

  • miyatatsu さん

    歴史上の人物としてしか米内光政の事を知らなかったのですが、今回かなり詳しく知ることができて、とても新鮮でした。歴史の中では名前だけしか日本人は知らない人が沢山いると思うので、もっと伝記などを読んでいきたいです。

  • えと さん

    戦中の総理大臣、そして終戦に向けて翻弄した海軍大臣。天皇からの信頼も厚く、無我無心であった人物。体を張って三国同盟反対、対米戦反対を言い続けた。読みながら、山岡鉄舟を思い出した。著者が海軍出身ということもあり、海軍の立場から戦争を描き、陸軍との確執を描いてある。前線ではない本営の状況がわかり、やるせなかった。

  • 樋口佳之 さん

    三部作の中で、この米内という方は最後まで読んでもはっきりとした像が持てませんでした。つまりそういう方だったのかも。/硯箱の下りはグッときてしまう。想定外でした。

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