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つる姫

阿久根治子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834019827
ISBN 10 : 4834019829
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時は戦国時代。瀬戸内海に浮かぶ大三島を拠点とする三島水軍の総領の娘・つる姫は、誰もが見惚れる美しい娘へと成長していく。だが、彼女は容赦なく時代の波に巻き込まれ…。史実をもとに描かれた歴史ロマン。

【著者紹介】
阿久根治子 : 1933年、名古屋にうまれる。1955年愛知県立大学国文科卒業。以後九年間中部日本放送に勤務。1960年から新聞紙上等に童話・詩を連載。日本古代文学の研究を続けて作品に生かしている。著書に『やまとたける』(第十六回サンケイ児童出版文化賞受賞)などがある。名古屋市在住

瀬川康男 : 1932年、愛知県岡崎市にうまれる。60年に処女作『きつねのよめいり』を出版以来、その仕事は日本及び海外で高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マツユキ

    瀬戸内海にある大三島の伝説的人物鶴姫を主人公にした物語。幼い頃から、美しく、賢く、勇ましいと、いかにもな描かれ方は好みじゃないけれど、幼なじみと共に成長していく姿は微笑ましく、祝福したくなる気持ちが分かります。幸せになってほしかったな。『逃げ上手の若君』同様、ほぼ名前だけ出てくる村上気になる。

  • shiho♪

    家本。今まで歴史物は読んでこなかったので、読まず嫌いなところがあったが、児童書なだけあって、とても読みやすかった。『瀬戸内のジャンヌダルク』とよばれたつる姫。大三島を拠点とし、三島水軍を率いて多勢の敵軍と戦う。幼なじみの明成との恋は泣ける泣ける…。 戦国時代に生きる人々の切なさ、はかなさを垣間見る。そして「どんな時にでも、あるかぎりの力をつくして生きるのが、つるのつとめじゃ」うら若き娘の凛然たる振る舞いに戦国時代の力強さも胸を打つ。小学校高学年から。

  • hoguru

    「村上海賊の娘」主人公景が憧れていたつる姫。伝説なのか、事実なのかはあえて気にしない。読了後、三島水軍や周辺の歴史をより知りたいと思った。

  • kana

    戦国時代をこれから迎える瀬戸内海に浮かぶ島々が舞台。どうしても、始まったばかりの大河ドラマ『直虎』の子役たちのイメージとつる姫、明成が重なってしまって困りましたが、物語自体はとても読みやすく、テンポ良く進みます。何となく時代も時代だし…という不安を払拭するように中盤までは明るく元気な展開で、楽しく読めましたが……後半は手に汗を握る、というか……厳しく辛い時代だったことを思い出しました。多分中1長女は最後号泣するに違いない。

  • メイロング

    物語自体は長くないけど、これでいい。いや、これがいい。大人向けにディレクターズカット版にしたら冗長になっちゃう。戦闘少女もの好きならぜひ押さえておきたい鶴姫伝説。初潮シーンや遊女館など、児童向けながら手抜かりなし。挿絵(挿し版画)が妙に可愛い。表紙が地味にクライマックス。

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