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博物館の誕生 町田久成と東京帝室博物館

関秀夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004309536
ISBN 10 : 4004309530
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan

Content Description

日本最初の近代総合博物館はどのようにしてつくられたのだろうか。明治33年に東京国立博物館の前身・東京帝室博物館が誕生するまでのドラマを、創設者・町田久成の生涯と重ね合わせて描き出す歴史物語。

【著者紹介】
関秀夫 : 1934年東京に生まれる。東京国立博物館名誉館員、日本考古学会評議員、文学博士。専攻は日本歴史考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • うえ

    上野の博物館を創った町田久成を追った手堅い仕事。良書だ。興味深いのは町田に横槍を入れ続け、館長就任後七ヶ月後に町田を解任に追いやる田中芳男がwikiでは協力者のように書かれていること。wikiの記述は田中出身の飯田市博物館が参考文献の為、致し方のないことかもしれぬが田中を描いた小説の影響もあるかもしれない。二代目に就任した田中はと言えばそのやり方に批判が集まり、町田を追いやった農商務少輔品川弥二郎に今度は七ヶ月後に追いやられる。その後町田は杉孫館長時代に史伝課長として博物館に呼び戻されることになるのだ。

  • むとうさん

    これは実に面白かった。現在の東京国立博物館がいかに成立したかを、創立の一番の貢献者といえる町田久成を軸に描く。結局完成後の久成の出番はあまりなかったのだけれど、横糸に出てくる要素がまさに明治維新!という感じで…(殖産興業、大久保利通の権力、微妙な省庁間のタテワリ権力争いなど)あと文化財保護に関する部分も、あまり知識がなかったこともあり面白く読めた。仏像好きとしては廃仏毀釈運動は許せないですね。2文字違うだけの国立科学博物館との微妙な確執なんかもあるらしく、もう一度東博に行きたくなることうけあい。

  • 多喜夢

    幕末、大英博物館を見学し、日本初の博物館を作るため力を尽くした町田久成。政争の道具となったり、他の博物館と資料の押し付け合いがあったり、いろいろ興味深い内容だった。東博本館脇の町田久成像を見る目が変わった。

  • silk

    日本に博物館が誕生するまでを、その誕生に尽力した町田久成にスポットを当てる。今では日本に数多くの博物館が有るが、一つの博物館が生まれるまでに、異なる思惑に右往左往しつつも、一貫して大英博物館のような博物館を目指した町田久成には尊敬する。ただ、初代館長になってすぐに退任されるのは本人も無念だったろう。現在の東京国立博物館にも訪れてみたくなる。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    上野の博物館の設立が、いかに大変だったかは想像できます。 占領地から収奪してきた金品を並べる博物館と比べれば、 見劣りすることは重要ではない。 スエーデンの博物館のように、沈没した船を、 失敗の象徴として展示している国もある。 自分たちの勉強になるのは何かをはっきりと分かっていることが重要だと思う。 上野の博物館に何か、勉強になることががあるかがよくわからなかった。

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