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藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝 朝日新書

関幸彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952479
ISBN 10 : 4022952474
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
関幸彦 ,  

Content Description

権勢の家柄「権門」の五男だった道長。貧しい家柄「寒門」の出でありながら、文才・歌才に恵まれた紫式部。出自・身分を異にする二人が、一条天皇期の宮廷世界で時間を共有した―。両者の対照的な出自・才能・運命・生き様を丹念にたどり、二人が生きた平安王朝を鮮やかに描き出す。

目次 : 序 謡曲『源氏供養』を考える―いま一度の光源氏/ 1 王朝時代の諸相―内と外/ 2 藤原道長の章(道長の周辺―「権門」貴族の群像/ 道長のファミリー・ヒストリー/ 道長の年代記)/ 3 紫式部の章(紫式部の周辺―「寒門」女房の群像/ 紫式部―ファミリー・ヒストリー/ 紫式部の年代記)/ 4 再びの王朝時代の諸相―都と鄙(都鄙と王朝武者/ 外交の危機と王朝)

【著者紹介】
関幸彦 : 1952年生まれ。歴史学者。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。学習院大学助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、鶴見大学文学部教授を経て、2008年に日本大学文理学部史学科教授就任。23年3月に退任。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 活字の旅遊人

    もっと前に読了しているはずだった大河ドラマを楽しませてくれる背景本。こうして並べて読んでいくと、藤原道長と紫式部とが深い絆で結ばれていてもおかしくないんじゃないかと思えてきた。ドラマ、うまく出来ていたなあ。決してそういう内容の本ではないのだが。ドラマでもそうなのだが、天皇を飾りものにして政治を行う貴族(藤原ご一家)から軍事力をもった人々へと力が移っていくまさにその端緒でもあるこの時代。やはり外圧って影響大きいなあと思う。その頃に文学が花開いているというのも、面白い。江戸から明治も役者は違うが同じ構造だね。

  • 於千代

    藤原道長と紫式部の人生を追う本・・・かと思って手に取ったが、(確かに二人の人生を端的にまとめているが)結論としてはまさかの王朝論に落ち着く。律令国家から王朝国家への移行が、歴史的にどんな意味を持つのかを述べ、摂関期に天皇から権力が分離したことによって、逆にそれにより天皇制が継続したと指摘。大変興味深い指摘ではあるが、出版社の依頼と著者が書きたかったことに乖離があったのではないかと邪推してしまう。

  • デスカル

    人脈と役職が多くて読みづらかった▼藤原道長と紫式部のところだけ読む▼道長→兄の死により栄華を極める。年上女性に好かれる。出家する▼越前へ異動し、道長からこわれて、彰子につく。道長、一条天皇、彰子とのホットラインで栄華を極める

  • kikori_14

    大河ドラマ『光る君へ』の理解を深めるために読了。上流貴族で男性の藤原道長の生涯、下流貴族で女性の紫式部の生涯、ふたつの視点から平安王朝を紹介する内容でした。平安王朝の中心である京のドメスティックな視点と、京の外の日本、さらには当時の東アジア情勢についても言及されていました。

  • 拡がる読書会@大阪

    NHK大河ドラマ「光る君へ」を観て楽しむための副読本として紹介してくださいました。 平安の摂政政治でも最高の権力者「藤原の道長」と当時の文学者である紫式部を中心に当時を掘り下げた物となっています。 光源氏のモデルは道長なのか? 紫式部の想い人は本当に道長なのか? って説があったりしますが、ちょっとロマンチックすぎますかねw https://note.com/sharebookworld/n/n6901c3fd377a

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