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家族の昭和 私説昭和史 2 中公文庫

関川夏央

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122075917
ISBN 10 : 4122075912
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

「昭和」という時代と日本人は、戦争体験を経て激変した。
経済面ではすべてを失いながらも、瞬く間に飛躍的成長を遂げ、人びとの精神や生活習慣も大きく変貌した。
そしてその激動の原動力となったのは、家族の存在だった。

吉野源三郎、幸田文、向田邦子、鎌田敏夫。時代を描く彼らの作品に登場するさまざまな「家族」の変遷から、「昭和」の実像をとらえる。
巻末に「自著解説」を増補。

【著者紹介】
関川夏央 : 1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』で第七回講談社ノンフィクション賞を、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローとの共著)で第二回手塚治虫文化賞を、『昭和が明るかった頃』で第一九回講談社エッセイ賞を、2001年「明治以降の日本人と、彼らが生きた時代を捉えた幅広い表現活動」により、第四回司馬遼太郎を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    関川さんの昭和の時代に関するもので、小説やドラマから戦前・戦後の時代を振り返っておられます。向田邦子の「父の詫び状」、吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」、幸田文の「流れる」、鎌田敏夫の「金曜日の妻たちへ」などを題材にしてその当時の時代風景を取り上げておられます。戦前はあまりわからないのですが戦後はかなりうなずけるところが多く感じられました。

  • 阿部義彦

    今回は一部とは趣を変えて、小説、ドラマに描かれた昭和に関する、考察、評論となってます。特に小説に関しては、向田邦子と幸田文が中心となっており、もう一つの「君たちはどう生きるか」は付け足し程度で、私もこれは高等遊民の戯言と思って興味は無いですが。向田邦子も幸田文も本人の生き方が小説にどう昇華された迄を、家族、婚約者、等も勘案して紐解くスリリングな読み物です。向田さんに13歳上の恋人が居たが病弱で後に自ら死を選んだ事、幸田文が花柳界に飛び込み玄人に伍してそれが「腕試し」で「タネ取り」になり文学で勝負する気に。

  • hasegawa noboru

    今年は昭和百年ということになるのだが、二〇〇八年時点で<二〇〇八年は平成二十年ではない。昭和八十三年だ。あえてそういいたい昭和人である>筆者が<昭和戦前から昭和戦後へ、その家族像の推移を主題に据えて、小説、テレビドラマ、映画を読みこんでみた>という本。幾度か観ているからか、『麦秋』『東京物語』『秋刀魚の味』小津三作品に見る家族観、人生観を解説、分析している文章がすばらしい。<死は順番にめぐってくる。生き残った者たちには自分の番が来るまで、日常を営みつづける義務がある。>『東京物語』における無常感について

  • トビケ

    なんでこの本を手に取ったか忘れたが、ふと読み流した。読み途中で挫折してある幸田文のくだりは面白かった。あとはよく分からないが、なんだか分かったような気にはなった。

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