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市場社会の思想史 「自由」をどう解釈するか

間宮陽介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121014658
ISBN 10 : 4121014650
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1999
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    もともと放送大学の経済思想という教材だったそうです。1999年に改訂発行されていますが、最初はアダム・スミスからマネタリズム、自由の思想までわかりやすく書かれています。参考文献がきちんとしていて非常に参考になります。最後のほうにミルトン・フリードマンやアイザイア・バーリンの自由論も書かれています。

  • Kazuo

    スミスから、ワルラス、ケインズ、フリードマンと主流経済思想史を概観し、ヴェブレン、ポランニーという思想家も解説する(マルクスは2章の一部で解説あり)。本書に低通する基本思考は「思想というのは『ある特定の問題』に対する一つの回答である」ということ。ケインズは目の前にいる多くの失業者を、フリードマンはインフレ抑制を自らの問題とし、その思想を形成・発展させた。では、いまの我々の「問題」は何か?また、現在の主流経済学の価値観(成長主義、自由競争、株主主義等)は、正しいのだろうか?その問いから我々の経済学が始まる。

  • Yasomi Mori

    180頁と薄いのに内容は濃い。アダム・スミスから現代のマネタリズムまでの解説をとおし、経済学が「いかにして自由を実現するか」をめぐる思想の歴史でもあったことを提示。今日からみれば自由を否定したかに見えるマルクスも、資本主義では「真の自由」に到達しえないと説いたのであり、やはり「自由」を追求したひとり。/近年優勢な自由放任主義と、スミスらの自由主義との自由観のちがいにも納得。国家による強制を極小化すること=自由と捉えるか、ある種の強制のなかでのみ自由が可能だと捉えるか。前者は楽観的すぎるように思う。

  • Hiroki Nishizumi

    これは経済史の教科書みたいだなぁと思いながら読んだところ、本当に放送大学のテキストであった。なるほど、さもありなん。

  • ぽん教授(非実在系)

    経済思想史はスミス〜リカード、マルクス・歴史学派、限界革命、ヴェブレンとケインズ、マネタリストという消極的自由と積極的自由が交互に現れる姿であると概観的に描くことが出来る。限界革命・ランゲ・マネタリストによる純粋数学志向や社会制度との関連をややもすれば排斥しがちな発想を批判気味であり、逆に制度や文化、確率計算不能な不確実性を重視するヴェブレンやケインズ、ポランニーやハイエク、更にはスミスやマルサスリカードには好意的である。欲望を規定する制度・文化という社会構築的な発想の必要性を繰り返し論じている。

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