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風にそよぐ墓標 父と息子の日航機墜落事故

門田隆将

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087805765
ISBN 10 : 408780576X
Format
Books
Release Date
August/2010
Japan

Content Description

日航機墜落事故で家族を失った遺族、生存者・川上慶子氏を救出した作間二曹ら関係者の証言を通して描き出す、絶望と闘い続けた25年間の人間ドラマ。寡黙な男たちが初めて語った壮絶な「父と息子」の物語。

【著者紹介】
門田隆将 : 1958(昭和33)年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。雑誌メディアを中心に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おしゃべりメガネ

    1985年8月12日、18時56分に日航機123便が墜落。乗員乗客524名のうち、520名が儚くも犠牲になってしまった史上最大の飛行機事故を犠牲者の遺族からの目線で綴られた壮絶なノンフィクション。1985年(昭和62年)、当時の首相は中曽根総理、プロ野球は阪神タイガースがバースを中心に圧倒的な強さを誇り、高校野球はPL学園清原&桑田のKKコンビが話題となっていた。そんな懐かしい時代の夏にとにかく、こんなにも壮絶な事故、事件が起きていたのかと改めて尋常ならぬ衝撃を受け、決して風化させてはならない出来事です。

  • nyaoko

    先に文庫版「尾根の彼方へ」を読んで、この本を知った。文庫には収録されてない「風にそよぐ墓標」調べてみると、この話の遺族から訴えられたらしく、そのため掲載されなかったようだ。そして、この本は絶版となる。事故からどれだけの年数が経とうとも、遺族の方の悲しみは薄まる事は無い。けれども、読めて良かったと思った。読むのは2度目の話が殆どなのに涙が止まらなかった…

  • 1985年8月12日。起きてしまった日航機墜落事故。まだ産まれてもいなかった私。どれだけの方が亡くなり、どういう状況だったのか.... 全くと言って良いほど知らなかったことを、まず恥じました。原因も詳しく究明されぬままの事故。ついさっき会話したのに、二度と会えなくなる。想像も絶する悲しみがある。生きるものは、儚く脆い。誰しも皆、今や死ぬかもしれない命。亡くなられた方の分まで生きるという大層なことは私には出来ない。ただ自分に正直に、精一杯に悩み、生かされている間、大切な人や思い出と共に精一杯、生きるのみ。

  • takaC

    読メで興味を持った一冊。 事故当時自分は、本書10-11ページの事故現場周辺地図に載っている町で生活していたこともあり、この事故の衝撃は大きかった。また、自分自身もこの本に出てきた息子たち年代でもあり色々なことをしみじみと考えさせられた読書になった。

  • あやの

    日航機墜落事故で、親(特に父親)を亡くした息子さんたちの、事故への思いと、その後の人生が綴られている。どの方も当時小中高生で、頼りきっていた父親が突然無惨な姿になってしまったショックは、想像を絶するものだろう。しかしここで取り上げられた方々は、驚くほどしっかりと当時の様子を覚えているし、母親を精神的に支えたり遺体の確認をしたりしている。勿論その後、彼らは苦しみを抱えて生きている。それでも、親子の深い絆があるから、自分自身を見失わずに生きてこられたのかもしれない。

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