Books

蒼海に消ゆ 祖国アメリカへ特攻した海軍少尉「松藤大治」の生涯 角川文庫

門田隆将

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041027127
ISBN 10 : 4041027128
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan

Content Description

なぜアメリカで生まれ育った青年が神風特攻隊員となったのか――。
米・サクラメントに生まれ、「日本は戦争に負ける。でも、俺は日本の後輩のために死ぬんだ」と言い残して死んだ松藤少尉。生前の松藤を知る一人ひとり訪ね歩き、その生涯に迫った感動の歴史ノンフィクション。

【著者紹介】
門田隆将 : 1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。戦争、事件、司法、スポーツ等、幅広いジャンルでノンフィクションを執筆。『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(角川文庫)で山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • masa

    何ともやりきれない思いで読了した。日系2世としてアメリカに生まれ、憧れた日本との架け橋にならんと外交官を志した若者が特攻隊員となり沖縄の海に散った史実。両親の住む敵国艦隊に突撃する不条理を胸に封じ込め、ただ自らの命を将来の日本のために捧げた純粋な青年の姿に涙なくして読めなかった。戦後70年目の今年中に読むことが出来て良かった。15204

  • James Hayashi

    アメリカ生まれの日系二世。1945.4.6 零戦の沖縄特攻にて死す。松藤大治23歳。剣道好きであり、自分を主人公とした私小説も書かれている。剣道の剣豪であり、学の方でも現一橋大へ合格。松藤は自ら選択し学徒出陣の道を選ぶ。米国に残した家族は強制収容所に入れられていることも作用したか?学徒出陣は兵力不足のため文系の20歳以上の学生を徴兵。当時の大学進学率は0.4%と優秀な青年が兵隊にとられ無残な死を迎えたことは残念でならない。

  • takam

    門田さんはこの本を書いたのち、坂井徳章氏という祖国を二つ持つ人物を描くことになるが、本作の主人公である松藤大治氏も同様に日本とアメリカに祖国を持つ人物である。排日の空気が吹き荒れるアメリカであっても、その空気に屈することなくアメリカでも抜きんでた存在であったにも関わらず日本に渡り、一橋大学で外交官の夢を持ちながらも特攻で亡くなられた。そもそも徴兵を断ろうと思えば断れたにも関わらず、断らずにもう一つの祖国アメリカへの特攻攻撃とは運命は悲しい。誰よりも日本男子であろうとした彼の姿勢が忘れ去られないことを望む。

  • もちお

    あの戦争で亡くなった優秀な人材がもし生きていたら… どんな世の中になったのかな。そんなことばかり考えてしまった。だんだん読むのが辛くなって、なかなか読み進められなかった。

  • 廊下とんび

    日系2世の特攻隊員、とてもその気持ちを推し量ることが出来ないくらい切なく、哀しい。 この人は本当に文句のつけようのない(ナイスガイ)なのでなおさら哀しくなる。 先の戦争でどれだけの数の優秀で人間的にすぐれた人材が日米双方で失われたことだろうか。 確か日系2世が日本軍に従軍した時点で米国籍を剥奪されるような話を聞いたことがある。 この本の中で戦時アメリカ国籍のまま徴兵されず特高から一度呼び出されただけで 終戦まで無事に日本で過ごした日系2世の話があり、驚いた

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items