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敗れても 敗れても 東大野球部「百年」の奮戦 中公文庫

門田隆将

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122072060
ISBN 10 : 4122072069
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan

Content Description

二〇一九年に「創部百年」を迎えた東大野球部は、日本野球のルーツというべき伝統を誇る。戦火の中、沖縄に消えた英雄や、「赤門旋風」の主役たち、一五〇キロ左腕宮台康平らへの徹底取材を通じて謎を秘めた集団を解剖する。野球の「本質」と、ひとつの目標に向かってひた走ることの「価値」を思い出させる渾身のルポルタージュ。

目次 : 第1章 沖縄に散った英雄/ 第2章 栄光と敗北の歴史/ 第3章 伝説の最多勝投手/ 第4章 赤門旋風/ 第5章 連敗の苦悩/ 第6章 執念の連敗脱出/ 第7章 現われた怪物/ 第8章 苦闘の末に/ 第9章 悲願の勝ち点

【著者紹介】
門田隆将 : 1958年高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。政治、歴史、司法、事件、スポーツなど幅広いジャンルで執筆。2010年『この命、義に捧ぐ』(角川文庫)で第一九回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旗本多忙

    東京六大学野球で、毎年春秋のリーグを戦っている東大は、創部以来優勝が一度もないのだが、不名誉な記録としては94連敗、64連敗などあり、4年間で1勝もせずして卒業した選手などもいる。約2,000試合で1割3分の勝率、どうしてこんな事があるのか。稽古不足?つまり猛勉強しての東大入学、さらには授業と野球の両立不可?監督が悪いの?選手個々の力不足?私学と国立の違い?全て正しくもあり間違いでもある。勝負事は勝たねばならないのだが・・・・・・一人一人の苦悩や努力する彼らを好きになった。必ず誠にノを入れる日が来る。

  • TOMTOM

    東大野球部の歴史。最後の官吏沖縄知事の話もそうですが、なによりも4年間1勝もできずに卒業していった者たちの思いが、言葉が響きます。昇華できないその思い、連綿と続く歴史の一つなのだろうけど、でもその者たちに思いを馳せると言葉が出てこない。門田さんのノンフィクションの筆致にはほんとうにいつもしびれます。良著です!

  • おおきなかぶ

    これから、東大野球部の勝敗に関心が出てきそう。

  • kaikoma

    殊学業に関しては勿論、大学入学までは成功体験が圧倒的に挫折を凌駕している人たちの集まりだと思います。20年内外の人生の大半を野球に捧げている学生も珍しくない他の5大学とのリーグ戦とはいえ、卒業まで一勝も出来なかった学生の心情は如何ばかりかと。

  • Shotaro I

    島田叡が東大野球部出身だったとは。映画『島守の塔』も観たくなった。第一番中学 (東大) に野球伝来してから150年の今年、秋季リーグ戦では東大の勝ち点に期待したい。

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