Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 歩月るな

  読了日：2022/06/27

  暴走するりょうと相対する事で、明確に彼女に好意を寄せられる事になる硬三郎、そしてそれに触発される形で三姉妹の心境にも変化の兆しが。母の遺言、ラブコメでありながら明確に「恋愛不要」を口にする主人公（基本的な行動理念は彼の家庭や経歴に由来する）が、ゆらと関係を積み重ねつつあるのが、今回の最大の山場に繋がっていく。最後の登場人物、妖怪退治屋の攻撃により硬三郎が記憶を飛ばされる流れを収束させる展開は、やりたい事と話の流れを世界観のバランスと真面目さを見事に調和させる、起承転結の巧みさ。物語を邪魔しない見事なエロ。

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