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文庫 貸本屋のぼくはマンガに夢中だった 草思社文庫

長谷川裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794223555
ISBN 10 : 4794223552
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和30年代、東京で貸本屋をやっていた一家と「ぼく」の物語。貸本ブームの最中、貧しい町並みの片隅に開いた店は家族で営まれ、娯楽を求めて老若男女さまざまな人びとが足しげく通った。貸本屋の息子であった著者が浴びるように読みふけった貸本マンガにはどんな世界が広がっていたのか。つげ義春、水木しげる、白土三平など、貸本マンガ出身の漫画家たちの初期作品の魅力とは?アナーキーな面白さと猥雑さに満ちたあの時代のマンガの思い出を綴る。

目次 : 第1章 家業は貸本マンガ屋/ 第2章 貸本マンガで棚があふれ返った/ 第3章 波に乗って第二店舗を開く/ 第4章 私を夢中にさせた貸本マンガ/ 第5章 劇画ブームがやってきた/ 第6章 夢のかなたへ消えた貸本マンガ

【著者紹介】
長谷川裕 : 1950年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部。出版社勤務を経て著述業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ホークス

    元本は1999年刊。著者は1950年生まれ。7才で親が貸本屋を始め、マンガ好きの著者は大喜び。当時マンガは悪書とされ高価でもあった。羨ましいなあと私も思う。本書は貸本屋の仕事と業界に詳しい。食べていくには継続的な新刊の仕入れ、手間のかかる本の補強が必須。大変な重労働だが、10年後にはテレビや大手誌に押され絶滅寸前に追い込まれる。著者は貸本マンガの得体の知れないエネルギーを愛する。教養や啓蒙とは無縁な、ギラギラした生命力に私も惹かれる。お手本や権威や建前に頼らない、色々な個性が新しいものを生み出したと思う。

  • 阿部義彦

    偶数月の3日頃発売の草思社文庫新刊。昭和20から30年代生まれの方なら誰でも覚えのある貸本屋を実際に家族が営んでいた人の著作です。私も小学生の時は貸本屋から良くかりてCOMなどを読んでました。会員証を作るための身分確認の方法は、当時は免許を持ってる人が少なく主な利用者は若いあんちゃんや子供だったので自分の場合はすぐ側の何丁目の誰々です、じゃあ住所書いてね!で済んだようなぼんやりとした記憶があったけど、この本によると自分宛に送られてきた郵便物で住所を確認したと有ります。成程。つげ義春林静一など確かな目です。

  • Jナカノ

    19年前に刊行された本の文庫版。実家が貸本屋を営んでいた著者だから書ける、貸本の実態とマンガ論。あとがきの「自分の趣味、嗜好あわせてほそぼそとマンガを選んでいたら、出会えるマンガの幅は決定的に狭くなる。そして、それではつまらない。」という一文に共感した。

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