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寒の辻 北町奉行所捕物控

長谷川卓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758434058
ISBN 10 : 4758434050
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan

Content Description

大店の手文庫ばかりを狙う手練の盗賊・闇鴉。北町奉行臨時廻り同心・鷲津軍兵衛は、闇鴉を捕えるべく中間、下っ引きを伴い、探索をしていた。だが、そんな軍兵衛たちを嘲笑うかのように、再び闇鴉は薬問屋に忍び込み、追っ手をまいて逃げてしまう。一方、若侍からの嫌がらせで、職を失ってしまった浪人・津田仁三郎は、偶然出会った軍兵衛に助けられる。だが、若侍の執念深い復讐の魔の手が、何度も津田を襲い、やがて、とり返しのつかないことになってゆくのだが…。書き下ろしで贈る好評の軍兵衛シリーズ、第六弾。

【著者紹介】
長谷川卓 : 1949年、神奈川県小田原市生まれ。現在、静岡市在住。73年、早稲田大学大学院文学研究科“演劇専攻”修士課程修了。80年、「昼と夜」で群像新人文学賞を受賞。81年、「百舌が啼いてから」で芥川賞候補となる。2000年、『血路―南稜七ツ家秘録』で第2回角川春樹小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ベルるるる

    こういう結末しかないとわかっていても、津田が死んでいくのを読むのは辛かった。 人と人との縁というものが、このシリーズにはあちこちにあって、それが、クスリと笑える時もある。 そして、その縁が悲しい結末を生むこともある。 シリーズ6作目だけど、一度もはずれがない・・・どころか、どれも素晴らしい。 この読書メーターで知ったシリーズだけど、メンバーの方に感謝です。 こんな素晴らしい本を紹介くださって本当に有難う!!

  • 文句有蔵

    一人の、貧しいながらも懸命に生きる少年が、悪の道に踏み込む決意の瞬間。どれほど真正直に生きたとて、所詮はアサリ売りに過ぎぬ。早朝から棒手振りの天秤を担ぎ、売れ残りは痛まぬ前に佃煮にして日の暮れる前に売り歩く。そうやって稼いだ僅かな銭も、呑んだくれの親父の酒代に消えてしまう。真面目一途が馬鹿らしくなっても当たり前だ。無理にその道を歩めば、全ての元凶は父親だと気づき、短気を起こしたやもしれぬ。父親を殺めることなど考えもせず、闇鴉の後を継ぐ道を選んだことの是非。誰が止められるだろうか。

  • 長くつしたのピッピ

    シリーズ6作め。真面目に一生懸命働いても貧乏から抜け出せない市井の人々。一方親の権力を笠に着て傍若無人にふるまう旗本の息子。ものすごく悪い奴は登場しなかったが、読んでいて胸が塞がれるような気がしてならなかった。生活の為に武士であってもその日暮らしを余儀なくされるが人としての思いやりを忘れない。大店の手文庫をのみを狙い人を殺さない怪盗闇鴉、他人の為に辻強盗を働いた浪人津田仁三郎、どちらも犯罪者ではあるが捕まえてほしくなかった。

  • コニタン

    最後まで息の抜けない内容で良かった。あっという間に読み切った。

  • kazukitti

    雨燕を飛ばしちゃった。あと、前読んでからちょっと間が開いたせいなのかもしんないけど、蕗と八重のエピソードがちょっとよくわからなかったなぁ。相変わらずの軍兵衛wで、話は面白かったけど、津田のエピソードの遣る瀬無い締めと、麻吉から豆松の反権力的なエピソードがもうちょっと絡むとよかったのかなぁとか思った。DQN青侍は逝ってヨシw

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