出版禁止 ろろるの村滞在記 新潮文庫

長江俊和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101207452
ISBN 10 : 4101207453
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;16

内容詳細

奈良県辺境のある奥深い山間部に、村はあった。心に深い傷を負い、積年の恨みを抱えた人々が最後に辿りつく「すくいの村」。だがそこには呪いで人を殺すという根強い噂が。二〇〇八年、近隣の廃村で陰惨な死体遺棄事件が発生。遺体は山奥の湖畔で、切断され樹木に釘で打ち付けられていた‥‥。発禁となった手記、エグすぎる真相、二度読み必至の衝撃作!『出版禁止 いやしの村滞在記』改題。

【著者紹介】
長江俊和 : 1966(昭和41)年、大阪府生れ。映像作家、小説家。深夜番組「放送禁止」シリーズは多くの熱狂的なファンを生み出した。自身の監督により映画化もされ、これまで3作が公開されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • イアン さん

    ★★★★★★★★☆☆『出版禁止いやしの村滞在記』の改題作。奈良の山奥に位置し、信じる人に裏切られた人々が集う通称「すくいの村」。しかしそこには、殺人を示唆するおぞましい噂があった…。善良そうに見える住人らは禁忌を犯したカルト集団なのか。潜入取材を試みたルポライターの手記を取り込む形で構成されるが、そこは長江作品らしく一筋縄では終わらない。意味が分かった瞬間の戦慄は『出版禁止』には及ばないが、閉鎖的な村特有の怖さがある。本編では真相を詳述せず、全てを読書系ブロガーの考察サイトに丸投げする長江スタイルは健在。

  • HANA さん

    相変わらず構成が上手いなあ。奈良山中で暮らす共同体を取材するルポライター。一見穏やかな村なのだが徐々にライターの真意と村に隠された秘密が明らかになってきて…。という粗筋から横溝テイストな話を連想させますが、そこは流石の著者、一癖も二癖もある造りになっています。読んでいる間どこか違和感を感じるもそれがどういうわけなのかはっきりせず、読み終えてようやく腑に落ちるシステム。最初にある誌の意味はすぐに分かったが、まさかそこに落ち着くとは…。あと「ろろる」の意味は結局わからず、謎解きサイト見てようやくわかりました。

  • kazitu さん

    どんでん返し。二度読み必至。呪術は、怖い。 帯に本書を読んで「呪われた」としても、一切の責任を負いかねます(著書)と書いてあった。 まだ、私は呪われてないはず。😁

  • Shoji さん

    ラストの2、3ページの展開に思わず「えっ」と驚きの声が出た。伏線を拾ってやろうと丁寧に読んだつもりだったが、想像もつかない結末。びっくりしました。万人受けはしないと思いますが、私には面白かったですよ。

  • 空のかなた さん

    書籍、ならではの構成のトリックが仕掛けられていて、読後にヤラレタ感。それ以外に書き手は一体誰だったのか、呪いとは実在するのか、惨殺の未解決事件が呪禁に繋がるのか等、混乱したまま読み終えてしまったので、直ぐに再読。そうしなければ、気持ちが収まらないようなざわざわとしたミステリー。怖い場面は少なく、理解できないものに対峙させられているような感触のまま最後まで一気に読まされてしまった。藤村朔というキーになる女性の人生をもう少し書いて貰えればスッキリ理解できるのに、書きすぎないところが著者の意図かもと思う。

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