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波形の声 徳間文庫

長岡弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198941970
ISBN 10 : 4198941971
Format
Books
Release Date
February/2017
Japan

Content Description

『傍聞き』『教場』で注目、長岡弘樹の最新作。心温まるミステリーから、人間の悪意までを清冽な筆致で描く傑作ミステリー集。


【著者紹介】
長岡弘樹 : 1969年山形県山形市生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年、「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞受賞。2005年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞。13年刊行の『教場』が「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、第11回本屋大賞6位となり、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    短編7作品。どれも短編とは思えぬような出来。長岡さんの真骨頂さっくりとはいかないうすら寒さがある。(ははぁ、なるほどね〜と、後からじんわり来たりもするのだが)ここが私の長岡さんを押す理由だなぁと独りごちる。そして、欲張りな私はもっと読みたい!と思うのだ。

  • chiru

    表題作の『波形の声』の余韻がすごかったです。 何者かに襲われた、普段ほとんど喋らない生徒と、疑惑を向けられた補助教員。 短いページ数ですが、どの人物も魅力的に描かれ、謎の真相は最後まで想像もできません。 余計な描写のないラストだからこそ、残る余韻は感動的です。もう1度読み返してしまいました。 ★4.5

  • 坂城 弥生

    短編集。表題作の「波形の声」が一番好きでした。

  • Yunemo

    何かが残るはずなのに何にも残っていない。7編がそれぞれに個性をもって記されます。表題作については、静かに悪意が見え隠れ、最後の展開で何となくネガティブな気分で納得。あえて抑制した描き方との解説なのですが、そうですかねー、とちょっと頷けないところもあって。全編を通じて、人それぞれが心の奥底に潜ませてる悪意、そこまで極端じゃなくても黒いモヤモヤ感、この感情をそっと盛り込んで、当方ちょっと心に引っ掛かって、決してドーンと一気に入り込むんじゃなくちょろちょろと。だから繊細さがないと何にも残らないんだ。そう想えて‼

  • うまる

    ミステリ短編、7編。こちらもハズレなく楽しめました。著者の短編集を読むのは5冊目なので、慣れてきたというのもあるのかもしれませんが、他の作品と比べると、先が読みやすい話が多かったかなと思います。表題作"波形の声"と"暗闇の蚊"が好み。近所の老人同士の意地の張り合いを書いた"宿敵"は、身体が衰えてるのに免許返納を渋ってる方に読ませたいです。最終話の"ハガニアの霧"は、今まで読んだのと違う作風なので印象深いです。長岡氏の未読の短編集がだんだん減ってきたので寂しいです。

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