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幕間のモノローグ(仮)Php文芸文庫

長岡弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569903743
ISBN 10 : 4569903746
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

撮影現場で起こる事件の謎と俳優たちの”罪”を、ベテラン俳優の南雲が優しくも厳しい目で読み解いていく。著者渾身の連作ミステリ。

【著者紹介】
長岡弘樹 : 1969年、山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。13年に刊行の『教場』は、週刊文春「2013年ミステリーベスト10国内部門」第1位に輝き、14年本屋大賞にもノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イアン

    ★★★★★☆☆☆☆☆映像業界を舞台とした長岡弘樹の連作短編集。俳優養成学校で講師を務めるベテラン俳優の南雲は、教え子たちが巻き込まれる事件や事故に鋭い洞察力で切り込み、背後にある思惑や因果関係を見抜いていく。なぜ切られ役の俳優は顔を伏せて倒れたのか。なぜマネージャーは車に撥ねられることとなったのか。序盤に披露される蘊蓄が、必ずといっていいほど終盤のオチに繋がる展開は、仮に作者名を伏せて読み始めてもすぐに分かるほど長岡ワールド全開だ。映像化されていないにも関わらず、南雲がキムタクで脳内再生されてしまう程に。

  • 坂城 弥生

    俳優の南雲を軸にした連作短編集。

  • 連作になるのかなぁ?短編集、どのお話しもプチ苦いです。この作家さんらしいような。役者さん大変そうですね、とはいえ、どのお仕事も大変ですよね、心傷めないように働きましょ♪

  • シキモリ

    大御所俳優でありながら、養成所の講師も務める主人公・南雲草介が探偵役としてドラマや映画の現場で起こる事件の謎を解いていく連作ミステリー短編集。粗筋からイメージした通りの淡白な作風だが、何を物語の軸にしたいのか今ひとつ定まっていない為、全体的にフワフワした仕上がり。各章の語り部となる若手俳優たちのキャラクター造形が恐ろしいほど浅い上に、南雲の過去や秘密が物語に重厚感を全く付与していない。南雲のマネージャー・友寄の立ち位置も実に中途半端。著者の出世作「教場」未読なのだが、本書の読了後だと期待値がだだ下がりだ。

  • seba

    長岡作品は好んで読み進めている最中。その中で読後感の苦さランキングの上位がこのところ都度更新されており、今回再び首位が替わった。それとは別問題で、今作は短編間の繋がりが有るのか無いのか判別がつかず、時系列通りかどうかも疑わしく思え、少し読みにくかった。演劇学校の講師で現役の俳優でもある南雲の存在は、作者の「教場」シリーズの風間を彷彿とさせる。だがその人物像はあまり一貫していなかったようにも感じた。良いカタルシスを得たのは「沈黙のスピーチ」「汚れ役の歌」の二編で、皮肉にもそのせいで読後の強い苦さに繋がった。

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