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巨鳥の影 徳間文庫

長岡弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198950217
ISBN 10 : 4198950210
Format
Books
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

現金三百万円盗難事件の容疑者として、工場で働いているエルナンドというスペイン人が浮かんだ。ガソリンスタンドで、友人のハビエルという男に会ったとき、鋭い鳥の鳴き声がした。結局、エルナンド逮捕には至ったが、刑事には違和感が残った。だが、事件の真相は意外なところに…(「巨鳥の影」)。犯罪にまつわる生き物を題材に、巧緻なトリックと心理の綾を堪能する長岡ミステリ八篇。

【著者紹介】
長岡弘樹 : 1969年山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。2005年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は週刊文章「2013年ミステリーベスト10国内部門」第1位、14年第11回本屋大賞6位となり、ベストセラーに。14年『波形の声』が第17回大藪春彦賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • akiᵕ̈

    短編はあまり好まないんだけど、長岡さんは1話ごとにドラマがしっかりあるからクセになる。こちらは様々な生物がモチーフとなっている8話からなる短編。鳥の口笛がこんな真相になってるとはなタイトルにもなっている「巨鳥の影」、盗みを働く手段にびっくりだった「死んでもいい人なんて」、マザコン息子が招いた狂気「巻き添え」、女の復讐心にゾゾっな「鏡面の魚」、コウモリからこんな結末が待ってるとはだった「白いコウモリ」、子供を舐めたらあかんぜよな「見えない牙」など、どれもラストの真相に驚かさせる。

  • ぶんぶん

    【再読】一回読んだと思わず、借りて来てしまった。 読書メーターに登録して再読と知る。 しかし、細かい点とか忘れてしまっていて新鮮に読んだ、やはり長岡弘樹は凄い、細々した点まで漏れが無い。 事件に関する生物が洒落た使い方をしている。 何回読んでも面白い作品である。

  • NAOAMI

    短編ミステリの名手。いつか著者の長編を読みたいと思えど、この短さで畳み込む筋立て、伏線を知らず知らず受け取らせ、即座に場面や時を展開させ結末に導く。しかも事件なの?と思わせてからのヤッパリ事件じゃんとか、不穏なムードを醸し出して読む手を煽る手法たるや、単なる「謎解き」に終わらず物語の厚みを提示してくる贅沢極まりなさ。その上、ラストにホンノリと味わいをぶつけてきたり、兆しを仄めかしたりホッとする仕掛けがあったり。トリビアネタにもへぇ!ほぉ!思わぬ変化球に手も足も出ない。技巧に留まらない物語の妙味がある一作。

  • 時代

    流石の切れ味ですね。切れ味が鋭すぎてエピソードが薄っぺらく感じてしまいましたが、いいでしょう。サクサク読めるのがミソですから○

  • left7

    長岡さんの短編集です。派手さはないもののどれも良くできていて、長岡さんらしさを満喫できる一冊でした。確かに淡々としていて派手さはないから巧さが目立ち過ぎるのかもしれませんが、もっと長岡さんの作品は広くしられてもいいと思います。今回もマイベストは数編の中で迷いましたが、「死んでもいい人なんて」にさせて頂きます。

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