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ディズニー おもてなしの神様が教えてくれたこと

Hiroshi Kamata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797376074
ISBN 10 : 4797376074
Format
Books
Release Date
March/2014
Japan

Content Description

本当のおもてなしに気づく3つの物語


ディズニーランドのホスピタリティの秘密は「おもてなしの神様」が握っていた。
本書では、ディズニーランドのキャストが、純粋にゲストのハピネスを願う、文字通り「表も裏もない」気配りの心を学んでいく様子を、3編の感動物語を通して紹介する。


時を超える魔法
はじめに ディズニーの、サービスを超えた「おもてなし」とは?
第1話 夢の途中
第2話 笑顔のスポットライト
第3話 世界にひとりの魔法使い
おわりに 私たちを本当に満たしてくれるもの


出版社より
大切な「思い出」は、いつもディズニーと共にあった――。
東京ディズニーリゾートのことを、そんなふうに表現するゲストは少なくない。
「思い出」というのは「遊んだこと」だけを指すのではない。
自分の人生にとって大切な「ハピネス(幸福感)」という宝物が詰まっている場所。
その宝物と再会するために訪れたくなる場所なのだ。
それはまるで、友人、家族、恋人との大切なアルバムがパークに足を踏み入れることで再生されるかのようだ。


ある30代の女性ゲストがパークの噴水の前で立ち止まった。
目にはうっすら涙を浮かべている。
哀しいことがあったのではない。
思い出しているのだ。
幼いころ、父と母に連れられ、大はしゃぎしてミッキーとミニーに駆け寄っていった日のことを。
本物の笑顔で大きく手を振ってくれたキャストたち。
父の肩に乗せてもらって見たパレードのまぶしさと父の温もり。
肩車されながら、興奮してぶらんぶらんさせた小さな足を大きな手でしっかり支えてくれていたっけ。
子どもごころに、その一瞬一瞬がすごくかけがえのないものだった。
自分が今ここにいることのしあわせ。
ずっと大切にしておきたくなる気持ち。


女性ゲストの視線の先には、夫に抱っこされ、まだ少し大きいカチューシャがずれ落ちそうになるのを気にしている娘の姿。
彼女は願う。
この子がいくつになっても、この場所と家族の絆でつながっていられるようにと。
夫と娘の呼ぶ声に促され、駆け寄っていく彼女と後ろ姿をそっと見守っていたのが
ディズニーの“おもてなしの神様"だった。
――30年前。
誕生したばかりの東京ディズニーランドは、日本で初めてのテーマパーク型“遊園地"だと思われていた。
ゲストの目的は、珍しいアトラクションをたくさん楽しむこと。
もし、そのまま「ただの珍しい遊園地」として東京ディズニーランドが時を重ねてきたのなら、こんなふうにゲストの世代を超えて「大切にしたい思い出」は受け継がれなかっただろう。
じつは、その思い出を共有しているのはゲストだけではない。
キャストもまた、サービスを超えた「おもてなし」によってゲストと気持ちが通じ合うことのハピネス(幸福感)を、世代を超えて受け継いでいるのだということは、あまり知られていない。


人間は自分がハピネスを受けとった時間を誰かと分かち合いたいという自然な感情を持っているものだ。
だからこそ世代を超え、時を超えて“とけない魔法"のように「大切な思い出」がパークにはあふれているのだろう。


人生のいろんな場面に、いつもディズニーでの「思い出」がある。


その秘密をディズニーの“おもてなしの神様"だけは知っている。
いったい、そこにはどんな、時を超えた物語が秘められているのだろうか。
(「時を超える魔法」より)




【著者紹介】
鎌田洋 : 1950年、宮城県生まれ。商社、ハウスメーカー勤務を経て、1982年、(株)オリエンタルランド入社。東京ディズニーランドオープンに伴い、初代ナイトカストーディアル(夜間の清掃部門)・トレーナー兼エリアスーパーバイザーとして、ナイトカストーディアル・キャストを育成する。その間、ウォルト・ディズニーがこよなく信頼を寄せていた、アメリカのディズニーランドの初代カストーディアル・マネージャー、チャック・ボヤージン氏から2年間にわたり直接指導を受ける。その後、デイカストーディアルとしてディズニーのクオリティ・サービスを実践した後、1990年、ディズニー・ユニバーシティ(教育部門)にて、教育部長代理としてオリエンタルランド全スタッフを指導、育成する。1997年、(株)フランクリン・コヴィー・ジャパン代表取締役副社長を経て、1999年、(株)ヴィジョナリー・ジャパンを設立、代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひろちゃん

    「おもてなしは「表なし」とも言われていて、何も見返りを求めずに相手に気づかせないようにすることなんだよ」 日本人の一番好きなところはおもてなしの心です。今こうして心地よくいられるのは誰かがおもてなしをしてくれているから。「大人も見返りを求めなくてもいいんだよ」お金が発生することもしたいけど、日常でお金が発生しなくても表裏ない気持ちで誰かと接することが出来たら気持ちいいんだろうなと思う。 ディズニーはおもてなしで誰かに夢を与えている。この物語では人の人生も変えてしまう この一冊に感動をもらいました!

  • miww

    「おもてなし」と「サービス」の違い。わからなかったな。「おもてなし」は表も裏もない気持ちで、見返りを求めない気配りをする。「サービス」は相手に気付いてもらうことが前提の行動。なるほど、ディズニーの精神は日常にも心がけられる。自分が出会う人に小さな「おもてなし」ができれば素敵ですね。《図書館本》

  • p.ntsk

    かつて東京ディズニーランド(TDL)に勤務経験のある著者の体験を基にしたTDLをめぐるゲストとキャストの三編の物語。「おもてなし」とは表も裏もない心で相手に気づかれず見返りを求めない気配りだと著者は言います。どれだけ相手の立場に立てるかと言うのはすべての仕事や人間関係に関係してくることではないかと思いました。他者を家族や親戚のように思えたら対応は変わってくるのかもしれません。「人々を楽しませたい笑顔にしたい」TDLのおもてなしマインドには学ぶべきものがたくさんあると思いました。

  • はっぱ

    これは「おもてなし」から、人の幸せや「生きる」ことの大切なヒントを得て、実生活の中に生かしていく人々の話。夢の途中=高校教師を挫折し、キャストのバイトをしていた木ノ下が、金田の言葉によって「自分が本当に笑顔にしたい人達」に気付く。笑顔のスポットライト=ディズニーへの転職を考えていた立花が「おもてなし」の心に気付き、仕事や部下への見方が変わって行く。そして妻と向き合った場面では胸が熱くなった。世界にひとりの魔法使い=美咲が、ただ一人の家族、弘明の七歳の誕生日のサプライズを思いついた所では、胸が一杯になった。

  • 蒼海

    泣いた…老人の方の再挑戦の話と小さな男の子とお母さんのすれ違いの話が良かった。おじいおばあとかちっちゃい子大好きなんだよね。もうほんと健気で可愛い。将来、ディズニーで働いてみようかな。大切なこと、学べる気がする。

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