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子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理 幻冬舎新書

鍋田恭孝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344983878
ISBN 10 : 4344983874
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幼児のような万能感や自己愛を引きずる。異性より親が好きで、いつまでも親離れしない。周囲には認められたいけれど、そのために努力するのは面倒で、日々ささやかに幸せに暮らせればいい――今、そんな、子どもの心のまま人生をあきらめきった中年のように生きる若者が増えている。なぜ先進国の中でもとりわけ日本で、このような変化が起きているのか? 子どもから青年までの若年世代を30年以上ウォッチし続けた精神科医による、衝撃のレポート。

【著者紹介】
鍋田恭孝 : 1947年愛知県生まれ。医学博士。臨床心理士。慶應義塾大学医学部卒業。同大学精神神経科助手、講師、宇都宮大学保健管理センター助教授、防衛医科大学校精神科講師、大正大学教授等を経て、2013年3月まで立教大学現代心理学部教授。現在は、大学で教鞭をとる傍ら、青山渋谷メディカルクリニック名誉院長、NPO法人・青山心理グローイングスペース理事長として臨床にあたる。欧州共同認定サイコセラピスト。専門分野は心身医学、臨床心理学、児童・青年期精神医学、うつ病臨床など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ふぅわん

    【今時の若者とは】臨床心理士の著者の視点で考察された作品。ここでの若者とは何歳まで⁈私の世代が違うからこそ感じる矛盾もあるけれど「心の健康・強さは4歳から10歳の養育で決まる」とある。どんな養育書にも書いてあるような気もするけれど、たしかに大切。また幼児の時から、子供だけど大人扱いした視点で養育してあげた方がいい。大事にされすぎて大人になった人が増えてる気がする。指示待ちする若者、エネルギー低下しちゃうよ。若さゆえのエネルギー出しちゃおうよ。新社会人にはキツメの本かもしれないけど読むのはアリかも。

  • えんちゃん

    タイトルに惹かれましたが精神科医による若者批判でした。時代が変われば人間の性質も変わるでしょうに。この社会問題の根本はそもそもこの社会構造をつくった過去人間の責任だと思うのです。反省すべきは若者ではなく我々大人。逆の意味で大変勉強になりました。

  • 1.3manen

    立ち直ろうとする力、悩む力が落ちている(12頁)。姜尚中『悩む力』集英社新書 を想起した。先生、コーシロ、アーシロと子供の頃から言われていたのに、突然、気を利かせろはムリ、指示待ちなんです、と(13頁)。それはそうかもしれないが、著者はカウンセラーの卵にそれはないんでは、と違和感、疑義を呈される。車は欲しくない、コスパには敏感(49頁〜)な若者。ミニマリストが取沙汰される背景に注目したい。高学歴神話が生んだ悲劇(96頁)。私も一信者でこんな人生になってしもうたね。幻想は捨てないといけない。

  • マエダ

    いつまでも親離れせず、遊び気分を抱き、ファンタジーの世界を好み、未熟な自己中心性を抱き、友達からの承認を求め続ける など子供のままの生き方をする。その一方、リスクを避け、今の生活レベルを守り、家族だけを大切にし、上から言われたことには反抗せず、わくわくすることよりもゆったりできることを望み、何よりも居心地の良さを大切にするという。

  • リキヨシオ

    情報や遊びに溢れている時代に子供のまま中年化する若者達…動かず与えられることを望む植物化する男子と目の前の事や相手に反射的に反応して浅い関係性で日々を過ごすクラゲ化する女子。反抗期がなくなり親元から離れない無理はしない。何をしていいか分からず悩む。心に閉塞感を抱えて多くをお望まない。根拠なき万能感と傷付きやすい自己愛何事にもすぐに具体的な答えを欲しがる。不幸ではないけど不安はある。じゃあ若者自体が悪いのかと言えばそうではないと思う。大人が作った劇的な社会環境の変化に人格形成がついていけないような気がする。

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