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京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛伝 世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて

錦光山和雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758970204
ISBN 10 : 4758970203
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

明治の京都で生まれた工芸品の中でも、海外の王室や貴族にまで求められ、あまりに高度な絵付の技法のため、再現不可能といわれる世界一の細密描写の色絵陶器「京薩摩」。江戸・幕末の動乱期から昭和初期にいたる京都粟田焼の盛衰の歴史を背景に、「京薩摩」の生みの親であり、近代日本を支えた名匠・錦光山宗兵衛の窯業近代化への改革の苦闘を描く、渾身の力作。秘められた数々のエピソードを貴重な資料・写真で公開。錦光山宗兵衛作品の最高峰(masterpiece)といわれる天才絵師・素山の絵付作品を口絵で本邦初公開。歴史・美術愛厚家、待望の書。

目次 : 第1章 京焼粟田の御用御茶碗師、錦光山(京焼のなかの粟田口/ 将軍家御用御茶碗師、錦光山 ほか)/ 第2章 幕末から明治へ、世界へと拓かれた京薩摩(陶磁器輸出の道のり/ 京薩摩をつくる ほか)/ 第3章 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ―七代宗兵衛の試練(十七歳で家督を継いだ七代宗兵衛の取り組み/ 「SATSUMA」の人気急落とジャポニスムの衰退 ほか)/ 第4章 錦光山商店、改革の時代(パリ万博後の改革への動き/ 進展する意匠改革―遊陶園の結成 ほか)/ 第5章 世界経済の荒波に揺れた京薩摩(陶磁器試験場の国立移管と海外市場への雄飛/ 大戦後、一転して襲う経済危機 ほか)

【著者紹介】
錦光山和雄 : 1947年東京都生まれ。1972年早稲田大学政経学部卒業、和光証券(現みずほ証券)入社、調査部・経済研究所を経て、1987年現地法人ワコー・インターナショナル・ヨーロッパに赴任、帰国後常務執行役員、常勤監査役を経て、新光総合研究所(現株式会社日本投資環境研究所)取締役専務執行役員を最後に退任。京都粟田焼・京薩摩研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • koji

    本書は、京都粟田焼(京薩摩)の窯元錦光山家の栄枯盛衰を描いた物語です。著者は、7代錦光山宗兵衛のお孫さんで、証券会社等に勤務後、現在は粟田焼研究家として活躍されています。粟田焼は、本書の口絵を見ると、第2回パリ万博で評判を呼んだ薩摩焼の流れを組むだけ合って、鮮やかな色絵の陶器(花瓶、香呂等)です。それもあって6代、7代は苦労しながら技術を磨き、輸出振興に力を入れますが、未曾有の恐慌と名古屋陶磁器勢の台頭で衰退します。その辺りは綿密に分析されています。ただ作品としては引用が多く読みにくく残念です。

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