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日本文学の論じ方

鈴木貞美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784790716372
ISBN 10 : 4790716376
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan

Content Description

国際的に活躍する第一人者が明かす、研究の奥義。北京・清華大学での連続講義をもとにした、作品論と文学史・文学史再編をつなぐための必携書―作品と概念、思潮、作者、読者…、ひとつひとつの考察を着実に進め、体系的に理解する方法を伝授する、未来の日本近現代文学研究者への「知」のバトン。

目次 : 第1章 論文の書き方(論文のかたち/ 論文を書く力/ エッセイ、リポートとのちがい)/ 第2章 今日の「文学」研究(研究の対象範囲/ 新しい方法の模索/ 理論とその適用/ 文化研究の動き/ 欧米近現代批評の変遷)/ 第3章 日本文学研究の根本問題(基本概念と分析図式を点検する/ 考察の図式を変える/ 言文一致論を点検する/ 欧米における「文学」概念の変遷)/ 第4章 文学研究の方法―基礎論(作者‐作品‐読者/ 自作解説に惑わされない方法/ 同時代を探る)/ 第5章 作品論から文学史の書き換えへ(作品形成論/ 形成過程論から文学史の再編へ/ 作家の評価史を検討する/ 表現概念の変遷をつかむ)

【著者紹介】
鈴木貞美 : 1947年生。文芸批評、日本文芸文化史。学術博士(総合研究大学院大学)。国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nick Carraway

    著者の博学に圧倒されっぱなしの一書。論文の書き方という体裁をとりながら、今日に至るまでの日本文学研究の問題点、変遷、方法を語り、「作品論から文学史の書き換えへ」(第五章)という壮大なテーマについて解説する。スタディケースとして、梶井基次郎の研究について述べられるが、これだけですごい梶井研究の指針となっている。 初学者の私にとっては正直、ついていけない難解な論も多かったが、著者のような碩学から多くの学恩を被っていきたい。

  • Akito Yoshiue

    非常に親切な内容で、文学部志望の学生にはよい入門になるのではないだろうか。

  • ザックばらん

    まぁ、そりゃそうだよなって感じ。

  • 悸村成一

    上 。依然、所謂論文を執筆する予定が当方にない為、単に通読したに過ぎない。読者の感想なら印象の披瀝で構わないと考える。図書館本。 12

  • YY

    実績からみなぎる自信がやや気になるが、丁寧に研究で注意すべき点を指摘していてよかった。ただ、まあちょっと真実みたいなところにとらわれ過ぎな気もしたが。

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