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上海一〇〇年 日中文化交流の場所

鈴木貞美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585290490
ISBN 10 : 4585290494
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
李征 ,  

Content Description

戦前・戦後にまたがり日中文化交流の場であった上海。上海を描いた芥川龍之介、横光利一、晩年を過ごした田村俊子、戦後の上海で生活をした堀田善衞ら作家たちの姿や、雑誌や翻訳事情などを発掘。日中双方の研究者によって、いまだ未解明な部分が多い近代東アジアの実像に迫る。

目次 : 「上海一〇〇年」に寄せて(知られざる日本の親中国派と上海)/ 清末民初の日中交流(清末民初の上海文明戯と日本―日中間を往復する演劇人たち/ 芥川龍之介と上海―中国体験のもう一面/ 劉吶鴎と「新興文学」―マルクス主義文芸理論の受容を中心として)/ 横光利一『上海』をめぐって(横光利一『上海』論のために―言語都市“上海”とその“日本”をめぐる表象の歴史性/ 横光利一『上海』と映画表象)/ 田村俊子という存在(日本占領下の上海文壇―田村俊子の足跡を中心に/ 田村俊子の一九三九年―日本から中国へ)/ メディアと文学(上海の日本語雑誌メディア―『上海消息』/ 占領期上海で翻訳紹介された日本文学―章克標訳『現代日本小説選集』収録作品の初出を読む/ 太平洋戦争期の「日華交流」と上海発の文学―『上海時代』と黒木清次「棉花記」から)

【著者紹介】
鈴木貞美 : 国際日本文化研究センター教授。東京大学文学部仏文科卒。日本近現代文芸文化史の再編を進め、国際的に活躍

李征 : 復旦大学準教授。瀋陽大学日本語科卒。専門は、日本近現代文学、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • NAGISAN

    2011年10月、上海復旦大学で開催された国際シンポ記録。上海滞在時代の芥川龍之介、横光利一、堀田善衛については一定知っていたが、新資料や詳しい資料を基に研究成果が収録されている。田村俊子の女性解放思想や、厨川白村の思想の中国知識人への影響、清末民初の演劇人については初めて知ったことも多い。辛亥革命100年に行われたシンポ。中国政府は民主化に神経質であったが、その後は革命期に戻った感のある今日です。

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