基本情報

内容詳細
『土佐日記』は紀行、『方丈記』は日記とみなされていた時代があった?!では、現在のようなジャンル概念はいつ、どのようにして築かれたのか。「日記」と「随筆」それぞれの概念の変遷を追うことで、現代の国語教育をとおして、人びとのあいだに認識されているジャンル概念や価値観から離れ、作品を見通す新たな視座を提供する。
目次 : なぜ、「日記」と「随筆」か(ジャンルは編みかえられる/ 随筆とエッセイ/ 古典評価の移り変わり)/ 第1章 古典における「日記」と紀行文(重層する「日記」の用法/ 様ざまな「日記」/ 中世紀行文のことなど)/ 第2章 前近代における「随筆」(中国の用法/ 日本の場合/ 日本の「随筆」考/ 池亭記・方丈記・徒然草/ 江戸時代の「随筆」)/ 第3章 「日記」「随筆」の近現代(古典評価史の検討/ 「日記」の変容/ 修養日記へ/ 随筆の拡散)
【著者紹介】
鈴木貞美 : 1947年、山口県に生まれる。1985年、東京大学文学部仏語仏文科卒業。東洋大学文学部助教授を経て、国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授。博士(学術。総合研究大学院大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
鈴木貞美
1947年、山口生まれ。1972年東京大学文学部仏語仏文学科卒業。創作、評論、出版編集、予備校講師等に従事。1985年東洋大学文学部国文科専任講師。1988年同助教授。同年『新青年』読本(『新青年』研究会編)で大衆文学研究賞。1989年国際日本文化研究センター助教授。1997年「梶井基次郎研究」で博
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