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江島詣 弁財天信仰のかたち 有隣新書

鈴木良明

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896602302
ISBN 10 : 4896602307
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江島は、風光明媚な景観や新鮮な魚介等で知られる日本屈指の観光地である。訪れる人々の多くにとって、縁の江島と相模湾越しの富士の佳景は格別なものがある。江戸時代まで江島は神仏習合の弁財天の島であり、島内の三社は互いに競い合いつつ開帳や祭礼を行っていた。江戸中期以降、行きやすい場所として、江戸庶民に「江島詣」が人気となった。江島の繁栄を支えた弁財天信仰の変遷を、その由緒を伝えた江島縁起や数々の歴史的史料、浮世絵などをもとに概観する。

【著者紹介】
鈴木良明 : 1946年藤沢市生れ。國學院大學史学科卒業。鎌倉国宝館館長。神奈川県立歴史博物館学芸員、神奈川県立金沢文庫長を経て、現職。専門は、近世史(宗教史・文化史)。藤沢市文化財保護委員会委員長、伊勢原市文化財保護審議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イツシノコヲリ

    江島水族館は小6に行ったのを覚えているが、江島本体については記憶がない。この書籍は前近代の江島について簡潔にまとめられていて勉強になった。中世からそれなりの信仰を集めていたようだが、断片的にしか分からない。江島の弁才天といっても、本宮、上之宮、下之宮など複数の場所に祀られていたというのは驚いた。近世では岩本院が上之宮と下之宮よりも上位にあり、江島を実質的に支配していた。近代の明治維新により神社化され、岩本院は旅館業を営むことなり現代に至る。

  • katashin86

    仏教のなかの七福「神」として、そもそもが神仏混淆的な弁財天信仰。そのひとつの聖地たる相模江の島の変遷を知ることができる。 女神のもと大奥はじめ女性の信仰が多く寄せられていたことや、島の各所に点在する宮がそれぞれ分立的で威を争っていたこと、そしてそのすべてが近現代150年で大きく姿を変えてしまったこと。もはや信仰の聖地としての風情が感じづらい今の江の島だが、この本を片手にもう一度弁財天を探しに行きたい。

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