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エントロピーをめぐる冒険 ブルーバックス

鈴木炎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062578943
ISBN 10 : 4062578948
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
鈴木炎 ,  

Content Description

難解、無味乾燥、とっつきにくい…エントロピーに悩んだのはあなただけじゃない。物理学史に輝く天才たちもまた、理解に苦しんだ。カルノー、ボルツマン、ギブズらはいかに闘い、自然が隠しもつ神秘を見つけだしたのか?この理論はなぜ、宇宙を支配するのか?彼らの試行錯誤を追体験することで、あなたの目の前にもエントロピーが姿を現す!

目次 : 第1章 英雄の息子―革命後のパリ/ 第2章 わが名はエントロピー/ 第3章 憂鬱な教授―世紀末のウィーン/ 第4章 分子は踊る/ 第5章 田舎の天才―南北戦争のアメリカ/ 第6章 ミクロからマクロへ―「統計力学の誕生」/ 終章 放たれた矢―深く、広く

【著者紹介】
鈴木炎 : 富山大学理学部化学科准教授。専門は溶液化学・レーザー光化学。理学部化学科の学生を対象とした化学熱力学、並びに経済学部の学生を対象とした一般化学の講義を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんやん

    エネルギー保存の法則があるから、省エネなんて必要ない? そうはいかないのは、状態量エントロピーが増大するから。熱の流れが不可逆的だからこそ、永久機関は存在し得ない(逆に言うと、可逆過程ではエントロピーは一定である)。指が氷に触れると不可逆的に熱が流れる。この時、指の失うエントロピーよりも氷の得るそれの方がはるかに大きいから、全体としてエントロピーは増大することになる。分子の運動はランダムで、熱の運動エネルギーも双方向だが、指→氷の場合の状態数が氷→指の場合より圧倒的多いから、確率ではなく絶対になると。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #感想歌 エントロピーめぐる現象解説を冒険と呼び物語とす https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/b3ef1510a291383ec58b

  • mazda

    やはりエントロピーの概念は難しいですね…。熱は高温から低温にしか移動しない、とか、乱雑性が増していく、いうことがわかると何となくわかったような気になりますが、まだまだ難解です。

  • calaf

    「エントロピー」の発見とその後の発展の歴史を描きながら、統計熱力学の考え方の基本を解説した本。(詳細は別として)勉強した事のある人には良く知られている話が多かったのですが、勉強した事のない人にとっては確かに、目新しい話なのかも。

  • nbhd

    めったなことがないかぎり、文系の人間はカルノーさんにもギブスさんにも出会わないのだろうな。ここには、あとで噛み砕いて理解するために、よくわかっていない部分を書いておこう⇒「太古の昔から、われわれの祖先が【熱い】【冷たい】と叫ぶとき、それはほかでもない、エントロピーの増大を意味していた。第二法則によって、何処からともなく立ち現れる“熱の流れ”、それを理解するために、そのためだけに【温度】という概念が産み出されたのである」。…意味はわからないけど、気合は伝わってきた。

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