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ISBN 10 : 4480015728
Content Description
資本主義的な市場経済が発達していた江戸期は、「生き馬の目を抜く」社会であった。相場や貨幣改鋳、自然災害、役人の人事動向など、損得に関わる情報は瞬く間に拡がった。なかには虚説や、故意に脚色された風説やうわさもあった。こうした「風評」は、人びとの行動を左右し、政治経済をも動かした。触書などの史料をもとに風評被害の実態とその背景を読み解き、群集心理から江戸の社会システムに迫る歴史読物。
目次 : 第1章 蕎麦を食べると当たって死ぬ―食品をめぐる風評被害/ 第2章 水道に毒が入れられた!/ 第3章 大地震と風評―社会不安を煽る虚説/ 第4章 貨幣改鋳と浮説・虚説―お金をめぐる風評被害/ 第5章 改鋳浮説の予防と金銀通貨統合をめぐる浮説/ 第6章 米相場と浮説―米価・貸借・棄捐令をめぐる風評被害/ 第7章 神社仏閣と「風評利益」/ 第8章 開帳とビジネス
【著者紹介】
鈴木浩三 : 1960年東京生まれ。中央大学法学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。経済史家。2007年日本管理会計学会「論文賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2013/10/30
1.3manen
読了日:2014/05/30
KAZOO
読了日:2013/09/14
石臼
読了日:2013/07/29
星菫
読了日:2013/08/08
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