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ISBN 10 : 4434031287
Content Description
本書は、日本、中国、西洋の美術史を対象とする一〇編の論文と、現代日本の写真を扱った一編の論文から構成されている。各論文をつなぐ共通点は、それらがすべてジェンダー論の観点から発想されているということである。
目次 : 1 ジェンダーの視点から見る王朝物語絵/ 2 視線のポリティクス―平安時代女性の物語絵の読み方/ 3 天皇の母のための絵画―南禅寺大方丈の障壁画をめぐって/ 4 女性の消えた世界―中国山水画の内と外/ 5 イタリア・ルネサンス美術におけるジェンダーとセクシュアリティ/ 6 魔女イメージの変奏―北方の絵画と版画より/ 7 ダヴィッド―ジェンダーの記号としての絵画/ 8 ジェリコーと「男性性」/ 9 作られた「母性」―十九世紀末の母子画についての一考察/ 10 「女性の芸術」―一八九〇年代の二つの展覧会と装飾芸術振興運動/ 11 写真とジェンダー―石内都と神蔵美子の作品に触れて
【著者紹介】
鈴木杜幾子 : 明治学院大学教授。専攻は西洋近代美術史
千野香織 : 前学習院大学教授(2001年没)。専攻は日本美術史
馬渕明子 : 日本女子大学教授。専攻は西洋近代美術史
天野知香 : お茶の水女子大学助教授。専攻はフランス近代美術史
池田忍 : 千葉大学助教授。専攻は日本美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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