「戦後憲法学」の群像

鈴木敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784335358180
ISBN 10 : 4335358180
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;20

内容詳細

「憲法学者」とは何だったか、これから何であり得るか。その出自において「戦後」性と切り離せない日本国憲法と、その担い手となった憲法学者たち。しばしば「抵抗」の物語として理解―あるいは誤解―されてきた「学知」の忘れられし多様さを、歴史的かつ多角的に描き出す。

目次 : 「戦後憲法学」とは何か/ 第1部 「戦後憲法学」の形成(「戦後憲法学」の誕生―「啓蒙」と「抵抗」/ 日本国憲法の「定着」をめぐって―憲法調査会と憲法問題研究会/ 「戦後憲法学」の多様化―戦後日本における「保守」憲法学の展開)/ 第2部 「戦後憲法学」の担い手(「東大学派」の系譜―法と政治の間で/ 「京大学派」の系譜―理論と実践の交錯/ 「理論憲法学」の再興―樋口陽一と立憲主義の復権)/ 第3部 「戦後憲法学」の舞台(「戦後憲法学」と平和主義―九条という「主戦場」/ 「戦後憲法学」の死角―沖縄、マイノリティ、アジア)/ これからの憲法学を考えるために

【著者紹介】
鈴木敦 : 北海道大学大学院法学研究科准教授

出口雄一 : 桐蔭横浜大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • わんぱら さん

    戦後憲法学の多様性を示す本。「抵抗の憲法学」という描像に対抗する第一部は、その成立及びその外部との対比が明確。しかし、「東大学派」「京大学派」を検討する第四章・第五章は、それぞれの関係者にもいろいろいますよ、と示すに留まる印象。それはそうだろうけど、それでもなお、というのが知りたかったが、紙幅の限界。とりわけ、東大学派について、それが権威主義的に見える部分を指摘しながら、それを整理せずに、東大学派があるとすればそれは「「自由」と「寛容」を愛し「権威主義」を憎む」ものと特徴づける(144)のは謎だった。

  • check mate さん

    「東大関係者が圧倒的なマイノリティである世間」(154頁)はさすがにリアルにお茶を噴いた

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品