鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々

鈴木敏夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866472119
ISBN 10 : 4866472111
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
A5判 / 392ページ

内容詳細

ジブリの名プロデューサー VS 世界的鬼才監督

君は、そこまで言うのか!?
忖度いっさいなし。“悪友”同士が語りつくす、40余年の愛憎。
仕事観、人生観、旅、思い出......アニメと映画の未来まで

『君たちはどう生きるか』を“宣伝なき宣伝”で大ヒットさせた、スタジオジブリのカリスマプロデューサー=鈴木敏夫と、世界的に評価される作品を作り続けてきた映画監督=押井守による初の対談集。

両氏ダブルネームでの初書籍となる本書は、まさに、ファンのみならず、全クリエイター、迷えるビジネスパーソンも必読の一冊です。

語りの達人であるふたりが、これまでおこなってきた対談の集大成。
歴代のジブリアニメや押井作品、共同作業となった『天使のたまご』『イノセンス』などについて、雑誌・新聞・ラジオ・イベントでおこなわれた数々の対談に加え、80年代「アニメージュ」誌(徳間書店)での座談会やコメントもピックアップ。さらに、本書のためのも収録!!

「押井さん」「敏ちゃん」と呼び合う“悪友”ならではの、他の誰にも許されない本音の応酬は、痛快で、スリリングで、刺激的。ここでしか読めない秘話の数々が、日本のアニメーション史・映画映像史の一断面を明かします。


はじめに。あるいは、この本の企画者として 鈴木敏夫
序 若き日 ──「アニメージュ」の時代
第1章 初対談 この時代に、何を作ったらいいか?
──「人間」を描くのがむずかしくなってきた
第2章 道端(みちばた)には自由があった
──「食べもの」から見たニッポン戦後史
第3章 監督とプロデューサー、お互いの縄ばり
──「やっちゃいけないこと」は何?
第4章 変わりゆく二人の作風
── 宮ア駿『崖の上のポニョ』vs 押井守『スカイ・クロラ』
第5章「勝つ」よりも、「負けない」が大事
── J・キャメロン『アバター』に敗北宣言?
第6章 そこまで言う? 忖度なき舌戦
── ドワンゴ創立者の川上量生氏とともに
第7章 鈴木敏夫を“演出”してみた
── 四たびのキャスティング秘話
第8章 ファンタジーも、映画も、あきらめない
── デジタルに賭けた過去と現在
第9章 次世代クリエイターに告ぐ
── 鈴木・押井コンビ vs 早大生 特別講義
第10章「わからないもの」を求め続けて
── 我々は どこから来て どこへ行くのか?
EXTRA 真・みかん対談
── 40余年をふりかえって


《著者情報》

鈴木敏夫
スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。1948年、愛知県名古屋市生まれ。
徳間書店で「アニメージュ」の編集に携わるかたわら、1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。以後、ほぼすべての劇場作品をプロデュースする。宮ア駿監督による最新作『君たちはどう生きるか』(23)が、米・ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞を受賞した。「仕事道楽 新版──スタジオジブリの現場」「歳月」(ともに岩波書店)、「スタジオジブリ物語」(集英社)など、著書多数。2021年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

押井守
映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

【著者紹介】
鈴木敏夫 : 1948年、愛知県名古屋市生まれ。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。徳間書店で「アニメージュ」の編集に携わるかたわら、1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。以後、ほぼすべての劇場作品をプロデュースする

押井守 : 1951年、東京都大田区生まれ。映画監督、作家。1980年代初頭、『うる星やつら』のTVシリーズと2本の劇場版で注目を集め、以降、『機動警察パトレイバー』シリーズ、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『イノセンス』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などのアニメ作品、実写映画を監督。著書多数。鈴木敏夫氏とは40余年の交流がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    腐れ縁も40年以上続けば、そこに意味が見出せるはずだ。それを二人は勘付きながらも、仕事の関係を言い訳にするあたりが可愛い。とはいえ、二人の対談は、なかなか噛み合わない。それもそのはずで、鈴木敏夫はやっぱりプロデューサーで、押井守はやっぱり監督なので、それぞれの立場で主張する二人の考えが噛み合わないのは当然と言えば当然。なのに、40年以上もこうして交流が続いているのが、おかしくも愛おしい(かなり変化球のあるBLを読まされているようでもある)。収穫も多い。(つづく)

  • こうすけ さん

    かたや世界の鬼才、かたや当代一の大プロデューサー。同時代を生きてきた者同士が語る、映画やその裏側の話。押井守相手だからか、宮崎駿の次回作の可能性や、君たちはどう生きるかの解説、東京五輪への誘いを五回も断った裏話など、聞いたことのない話がポロポロ出てくる。一方の押井守はいつもと変わらずしゃべりにしゃべりまくり、楽しそう。いつか監督とプロデューサーで組んでほしいけど、この友情があるからこそ、それはあり得ないだろう。映画館で爆睡したガルムウォーズを、また見たくなった。

  • 必殺!パート仕事人 さん

    全編理屈っぽくって疲れちゃった。全部読んで、勉強にはなったけれど。この世代のアニメ関係者ってインテリなんだよねぇ…。

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鈴木敏夫

1948年愛知県生まれ。映画プロデューサー、編集者、スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。雑誌『アニメージュ』の編集者として高畑勲、高〓駿と出会い、1989年スタジオジブリ創設に参加、同スタジオの製作する映画のプロデュースをつとめる

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