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名水と日本人 起源から百名水まで、文化と科学でひもとく 中公新書

鈴木康久

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121028754
ISBN 10 : 4121028759
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人と水は縁が深い。
「湯水のように」と言われるほど豊かな水は、炊事や洗濯など日常生活や酒造、灌漑などに利用されてきた。
本書は、名水というキーワードから日本人と水の関わりを案内。
弘法大師伝説が全国に広がる理由、歌枕と名水、茶の湯の文化などを時代ごとに解説し、さらに美人水や害虫駆除の泉などのユニークな水質、まいまいずやまんぽなど巧みな水利用も紹介。
名水の歴史と科学、文化が一目でわかる。

【著者紹介】
鈴木康久 : 1960年京都府生まれ。1985年愛媛大学大学院農学研究科修士課程修了。京都府職員を経て、京都産業大学現代社会学部教授。博士(農学)

河野忠 : 1960年東京都生まれ。1989年立正大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、立正大学地球環境科学部教授。博士(地理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スプリント

    日本全国に古来より数多く存在する名水の由来と 人々との関わりを紹介し、その成分を科学的に分析する。

  • お抹茶

    日本各地,特に京都の名水の謂れを古文書から繙くと同時に,地質学的な分析も行う。真名井と呼ばれる湧水は神代の頃から水質の良い水として利用され,ミネラル豊富でバランスの良い硬水で,酒造りに適している。弘法水は知らず知らずのうちに経験していた自然科学的な効能を霊力の現れとして広められた可能性がある。四国遍路路は堆積岩地域にあり,山中の水はミネラル分に乏しいため,山麓や海岸付近のミネラル分の多い湧水を巡る水場のルートがお遍路として残ったと推察する。硯水は溶存成分が少なく,墨の膠成分が均等に分散され墨ののりが良い。

  • 辻井凌|つじー

    日本の名水の歴史をたどることで、科学が発達してなくても、どんな水が酒や茶に合うかを見抜いたり、和歌などの形で名水を文学に書き残して現代に伝えた先人たちの水に対する味覚と感性の鋭さに恐れ入る本です。

  • Go Extreme

    起源から百名水まで 文化と科学でひもとく 名水という存在 名水の概念 日本最古の文献 神代から記紀時代 歌枕としての名水 弘法大師伝説 空海にまつわる水の伝承 茶の伝来 茶の湯に用いられる水 京都の各地に存在する名水 生業の水 酒造の名水 ペットボトルで商品化される名水 科学的な観点 水質が生み出した名水 美人水や害虫駆除の泉 日本人の巧みな水利用 まいまいず井戸 上総掘り 名水の名付けについての謎 真名井(まない) 高貴な水 水質分析 水田稲作の普及 京都盆地 千年の都としての栄華 昭和と平成の名水百選

  • こさと

    地元図書館の本。 ダイアグラム以外はおもしろかったです。

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