光射す海 角川文庫

鈴木光司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041880142
ISBN 10 : 4041880149
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,310p

商品説明

海岸で倒れていた女性は、言葉と記憶を失っていた。しかも妊娠4ヶ月。彼女はいったい誰なのか? 精神科医の望月は、彼女の過去の物語のかけらを探し始めるが……!? 人間の宿命を問うヒューマンミステリー。

内容詳細

精神科医の望月が勤務する病院に1人の女性患者が収容された。入水自殺を図り救助されたその女性は、記憶と言葉を失っていた。望月は素性を探るうち、彼女のもとを去った恋人の存在を知る。病院での彼女の不安定な行動は、恋人との過去に原因があるようだが…。偶発的に誕生した遺伝子により決定付けられた運命。それを知ってしまった人間の選択と希望とは?生きる事の真の意味と価値を問う感動のヒューマン・ミステリー。

【著者紹介】
鈴木光司 : 1957年浜松生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。90年、第2回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞となった『楽園』でデビュー。95年発表の『らせん』で第17回吉川英治文学新人賞を受賞。『リング』『らせん』『ループ』『バースデイ』のシリーズが人気を博し、90年代を代表するエンタテインメント小説となる。『リング』は、「The Ring」としてハリウッドでも映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
ホラーじゃない鈴木光司なんて、という方は...

投稿日:2021/04/09 (金)

ホラーじゃない鈴木光司なんて、という方は、一度どうぞ。貞子の棲む井戸の 底とは無縁の、海と空と虹が広がっている。でも、どちらも同根なのだけれども。

どん さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
高校生の時に読んで、とても希望を感じまし...

投稿日:2011/02/08 (火)

高校生の時に読んで、とても希望を感じました。文体がキレイで読みやすいので、中学生、高校生にオススメです。

FlowerOFChocolate さん | 富山県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • コットン さん

    大阪オフ会で同じグループだった:ろんちゃんの一押し本。読みやすい中に「くよくよ思い悩む前に、口に出して実行しろ。」という教訓あり、船から海へ転落し「いかだと同じ潮流に乗って、つかずはなれず漂って」38時間後に遭遇するドキドキ感のある後半は冒険小説として楽しめて満足!

  • みっぴー さん

    第十一回横溝正史賞候補作。『ウォール・フルーツ』を改題。『リング』系の鈴木さんではなく、"海"を通して"生"と向かい合う、海洋冒険の方の鈴木さん。入水自殺を謀った記憶喪失の女性。彼女のお腹には赤ちゃんが。口をきくことすらできない彼女が、なぜか口ずさむ歌。。。誰も知らないこの歌をきっかけに、徐々に謎が氷解していく。登場人物は、相変わらず女は怖く、男は苛立たしい人達が揃っています。『海の偉大さに比べたら、日常の悩みなんて些細なこと。』というのがテーマでしょうか。すっきり感は弱め。

  • あきつ さん

    遠洋漁業のマグロ船の船内という閉鎖的な場所で蠢く『動』の恐怖と、精神神経科の病院内での『静』の恐怖の二つを柱にいろいろな『命』が描かれている物語。怖さの表現は流石の一言ですがイヤミスで終わってほしかったかな。

  • シロ太 さん

    著者にしては珍しく希望に「光射す」物語。序盤は誰を主軸に読めばと戸惑い、舞台がいきなりニュージーランド沖にぶっ飛びずっこけました。私は学生時代「海洋実習」と称して黒潮沖合にて十日間小型船で過ごした経験があるので、船上の描写は懐かしかった。海の男はあんな粗暴な連中ばかりではないです(笑)。健史は若気の至り。ゆかりと暮らしても遅かれ早かれ辟易して洋一同様逃げ出します。望月には目に見えていたと思います。洋一の豹変は文字通り板子一枚の生活をした者でなければわからないでしょう。人気の無い作品ですが読んで良かった。

  • ちえちゃん さん

    海辺で発見された女性は言葉と記憶を失っていた。彼女のお腹には新しい生命を宿していた。彼女と深い関係にあった男性は遠洋マグロ漁船にいた。精神病院で彼女と出会った違う男性は彼女に恋をする。精神科医の男性が下した女性の病名とは?病名により人生を狂わせられた女性に本当の幸せは訪れるのか?発病率50%という病を通して彼女の生き様を三人の男性の視点からみつめる内容。遠洋マグロの過酷な環境の中で展開されるストーリーもどんどん読者を引き込ませる。この女性ほんとに幸せになってほしいな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

鈴木光司

1957年静岡県浜松市生まれ。作家、エッセイスト。90年『楽園』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。91年の『リング』が大きな話題を呼び、続編の95年の『らせん』で吉川英治文学新人賞を受賞。『リング』は日本で映像化された後、ハリウッドでリメイクされ世界的な支持を集める。2013年『

プロフィール詳細へ

鈴木光司に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品