タイド 角川ホラー文庫

鈴木光司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041039946
ISBN 10 : 4041039940
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
368p;15

内容詳細

高山竜司、二見馨という二人の男の人生を生きた記憶を持つ、予備校講師の柏田誠二は疑問を抱えていた。おれは何のためにこの世界にいるのか…。謎の病に伏した少女を介し受け取った暗号に導かれ、伊豆大島に渡った柏田は、『リング』という本に記された竜司の行動を追うことで、山村貞子の怨念の起源を知る。自らの使命を自覚する柏田だったが、時を越え転生した貞子の呪いに身体を蝕まれ…。新「リング」シリーズ第2章!

【著者紹介】
鈴木光司 : 1957年静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。90年に第2回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞となった『楽園』でデビュー。95年発表の『らせん』で第17回吉川英治文学新人賞を受賞。2013年には『エッジ』で、アメリカの文学賞であるシャーリイ・ジャクスン賞(2012年度長編小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムトモ さん

    え゛…が感想…リングシリーズ第二シーズンでいよいよオリジナル貞子お嬢が登場しましたが…こんな登場ですか…ホラー小説としての「リング」の出来の良さが身に染みる。リングシリーズはホラーじゃないんだね…「リカ」シリーズのとことん感を求めちゃダメなんですね…(ノ-_-)ノ~┻━┻今作を原作とする映像化作品は白(ドレス)装束の貞子お嬢が出てくるのにね…色即是空ですか…

  • スカラベ さん

    「エス」の前日譚。ん〜、貞子に乗っかって話を何とか続けようというこの新シリーズの企画の意図はわからなくもないが、やっぱり無理があるかも。前シリーズの「ループ」で決着させた世界観がずーっと尾を引いているので、そこから逃れられなくなってしまったようにも思われる。底知れない恐怖を演出するホラー路線を貫くのは厳しそうだ。物語では、え?っていう貞子の身内の驚くべき新事実が明らかにされる。しかし、ここら辺の構想って、リングシリーズの頃から練られていたわけではないと思う。どうしても取って付けた感があるのは否定できない。

  • NAO さん

    このシーズン2?も3部作?これで終わり?どっちだ?でも大どんでん返しでした。

  • ミロリ さん

    神化する貞子達。ホラー要素のある神話ミステリ。血縁関係があることくらいループ界で判明するのでは。「ループ」要素を考えるとかなり無理やりな設定かと思われますが、新シリーズということで続編に期待します。

  • マドリン さん

    前半は予備校の数学教師である柏田誠二の話。後半は川口徹が主人公として話が進む。 行者窟で女性の顔が出てきたところで、何となくこの二人の正体がわかってしまった。リング、らせん、ループを以前に読んだけれど、それではこのタイドの世界は現実なのか仮想空間なのか、もうわからなくなってきた。混乱して読み終わったところで、エスを先に読んだ方がいいということを知った。

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