先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち

金間大介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492224021
ISBN 10 : 4492224025
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
259p;19

内容詳細

目次 : 第1章 先生、どうか皆の前でほめないで下さい―目立ちたくない若者たち/ 第2章 成功した人もしない人も平等にして下さい―理想はどんなときでも均等分配/ 第3章 自分の提案が採用されるのが怖いです―自分で決められない若者たち/ 第4章 浮いたらどうしようといつも考えてます―保険に保険をかける人間関係/ 第5章 就職活動でも発揮されるいい子症候群―ひたすら安定を求めて/ 第6章 頼まれたら全然やるんですどけね―社会貢献へのゆがんだ憧れ/ 第7章 自分にはそんな能力はないので―どこまでも自分に自信のない若者たち/ 第8章 指示を待ってただけなんですけど―若者たちの間に広がる学歴社会志向とコネ志向/ 第9章 他人の足を引っ張る日本人―若者たちが育った社会/ 第10章 いい子症候群の若者たちへ―環境を変える、自分を変える

【著者紹介】
金間大介 : 金沢大学融合研究域融合科学系教授。東京大学未来ビジョン研究センター客員教授。北海道札幌市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科物理情報工学専攻(博士)、バージニア工科大学大学院、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、文部科学省科学技術・学術政策研究所、北海道情報大学経営情報学部准教授、東京農業大学国際食料情報学部准教授、金沢大学人間社会研究域経済学経営学系准教授、2021年より現職。博士号取得までは応用物理学研究室に所属し、表面物性の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    著者はモチベーションを専門とする金沢大学教授。今の若者の行動原則や心理的特徴を「いい子症候群」と定義。目立ちたくない、横並びの平等意識、自分で決めず、自分が浮いてないかを心配するのだと言う。私は、そもそも、識者の「今の若者は…」という言い方に強い反発がある。そういう態度が世代の分断を生み、若者を委縮させるのだと。でも、この先生は分かっている。「横並び意識や意思のなさは、日本全体がそうだった」、だから「まず大人のあなたが挑戦するべきだ」と。若者への熱い思い入れを持ったよき教育者だと思う。文章も軽妙で楽しい。

  • eiro さん

    お気に入りさんが挙げていた本。予約が取りにくかったよ。ちょうど身近に大学3年生の甥がいるのだが、まだるっこしい彼の考え方や行動にかなり合点がいったよ。同調圧力はこれほどまでに進化しているとは...。以前、車道で倒れていた婆様を見つけ、助けに駆け寄り歩道に導いたところ、それまではみんな周りで見ているだけだった若者が急に彼女の自転車や、小物を道路から持ってきた。無性に腹が立ったがこの本で少し理解ができたよ。あと個人ごとだけど、大学時代はどこ構わず好きな先輩の近くや隣を狙って座っていたなあ。

  • mike さん

    いい子と言われる現代の20代の若者たち。彼らの考えや行動について、日頃大学生と共に過ごす風間さんが自らの経験や研究に加えて様々な観点からのデータで立証する。分かりやすくコミカルな文章で、凄く面白くて何度も笑った。しかし笑い事ではないのだ。風間さんは若者だけでなく上の世代、日本人の姿や問題点を指摘している。そして最後には若者へ向けて分かりやすく温かいメッセージを送っている。それは若くない私の心にも十分響く言葉である。

  • W. さん

    最近の中高生、そして若手の同僚にたいして私が感じていることを分析していもので興味深かった。最後は私たち大人の責任なのだと励まされるように終わった。

  • なっぱaaua さん

    とても分かり易く興味深い内容でした。いい子症候群の若者たちが以前より目立ちたくなくて内向きで指示待ちなのだという。実際自分のメンバーになる新入社員の殆どが自発的に動きキャリアを考えている人が多いが、もしこの本に書かれている若者が殆どであれば自分の会社は就活の競争を勝ち抜いているのかもしれない。若者全般に目を向ければ我々が成長していない事で自らを守る若者が増えてくるのは必然といえる。9章の事実を理解しつつ10章で筆者が提言する方向へ若者たちを導きたいと思う。

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