世界は「e」でできている オイラーが見出した神出鬼没の超越数 ブルーバックス

金重明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065265161
ISBN 10 : 4065265169
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
金重明 ,  
追加情報
:
248p;18

内容詳細

はるかな昔から、不思議な性質をもつその数は、洋の東西を問わず知る人ぞ知る存在だった。やがて一人の天才が、その数の本質を見抜き、「宝石」ともいわれる奇跡的な数式を完成させた!「π」と並んで人類が親しんできた超越数「e」の、代数と幾何の垣根も軽々と超える摩訶不思議な魅力を縦横無尽に描き、数学の面白さを再発見する本!

目次 : 第1章 人間の脳を裏切る指数関数/ 第2章 高利貸の究極の夢/ 第3章 eが登場する3題噺/ 第4章 exの微分/ 第5章 この世では見えない愛の絆/ 第6章 数学界の5人の戦士

【著者紹介】
金重明 : 1956年東京生まれ。1997年『算学武芸帳』(朝日新聞社)で朝日新人文学賞、2006年『抗蒙の丘―三別抄耽羅戦記』(新人物往来社)で歴史文学賞、2014年『13歳の娘に語るガロアの数学』(岩波書店)で日本数学会出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • d2bookdd さん

    多少の心得はあるつもりで、気軽に読み始めたら…、難しかった!本当に表面だけ、雰囲気で読む感じで精一杯でした。『e』には天才等を魅力する歴史がありつつも、まだまだ将来の展開もありそうなこと、理解しました。

  • nbhd さん

    表紙を見る限り、「e」はだいぶと陽キャだ。去年、人生で初めて「e」と出会ったのだが、ざんねん、「e」を掴めぬまま新年を迎えた。世界の原理「e」についての本、その実は「オイラーの公式」の概説書の一種だ。そもそも「e」とは何か。著者は、ノーベル物理学賞の朝永さんの言葉を引いて、ざっくり次のように書く→「e」っていうのは、つまり「オイラーの公式」で示される数学的事実である、だから、受け入れよ!…ともかく「オイラーの公式」の導出は、数学的スタミナの維持になるので、いつでも導出できるような2022年にしたい。

  • coldsurgeon さん

    ネイピア数あるいはオイラー数と呼ばれる「e」に関する話である。πとともに超越数と呼ばれ、実数のほとんどを超越数が占めている事実に驚かされる。「1年を無限に分割して各瞬間に利子を取る」とどうなるかというルネサンス期の妄想から、「e」へ至る道が開かれたようだ。世の中に複雑系が知られるようになり、世界の動きが複雑系で動いているだろうということは現代人として、心に刻み込んでいかなくてはならないが、そこにも「e」が頻繁に登場するらしい。世界は超越数に満ち溢れいるのだろうと思う、知られているのは2種類だけ。

  • す○○ さん

    つい先日まで知らなかったe(ネイピア数)を是非とも理解したく読み始めた。ほどなく登場する数式は理解を超え、さらに文章もついていけなくなったが、2+3=5は理解できる(p161)ので文句を言わず最後まで読みきった。eのスゴさを理解したとは言えないがeが人智を超越する真理を宿した恐るべき存在なんだろうなという気はする。いつの日か複雑系の知識を身につけて再読したい。

  • ハム太郎 さん

    eについてのマニアックなうんちくを期待していたが,導入的な本だった.序盤は,攪乱順列や恋人選択問題など面白い話題があったが,中盤は e についてのスタンダードな内容,最後はほとんど関係ない複雑系についての熱いエッセイという謎の締め方.著者はプロの数学者ではないということもあり,ところどころ数学的な間違いがあるので注意(代数関数の定義や三元数の議論など).

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