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日本語 上

Haruhiko Kindaichi

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004300021
ISBN 10 : 4004300029
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1988
Japan

Content Description

さまざまな外国語と比べて、日本語は一体どんな特徴をもっているのだろうか。発音・語彙・表記法・文法など、あらゆる角度から光をあて、日本語の面白さ、すばらしさ、そして欠点を具体的に解明する。ロングセラーの旧版をもとに、刊行後三〇年の日本語の変容に即して全面的に手を加えるとともに、言語学の最新の成果を盛りこんだ決定版。

目次 : 序章 日本語はどういう言語か/ 1 世界のなかの日本語(国語としての日本語/ 日本語の多様性/ 外国語と日本語/ 日本語の有効性)/ 2 発音から見た日本語(日本語の発音の単位/ 母音・子音と発音の美しさ/ 拍の種類とその組合わせ/ 旋律とリズム/ 日本人の音感覚)/ 3 語彙から見た日本語(語彙の数と体系/ 語彙の構成/ 単語の形態/ 自然関係の語彙/ 人間関係の語彙/ 社会関係の語彙/ 抽象的な意味を持つ語彙/ 単語の成立/ 日本人の愛用語句)

【著者紹介】
金田一春彦 : 1913年東京に生まれる。1937年東京大学文学部国文学科卒業。専攻は国語学。現在、武蔵野女子大学客員教授。NHK放送用語委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 月讀命

    現在、世襲制度というものは、歌舞伎界、尊敬すべき国会議員の政治家先生、そしてハンマー投げの室伏家くらいしか存在していないと認識していたが、国語学者の世界も世襲があると思わさられた。これは冗談としても、金田一京助、春彦、秀穂と続く家柄は、余程スーパーウルトラ文科系の血が流れているのではないかと思わされる。果たして、彼らの学生時代の数学の成績が興味深いところではあるが・・。この本は、我々日本人が日常で使っている日本語の本質を、上下巻に渡って分析してくださる本。日本語好きですか?正しい日本語を使いたいものです。

  • shikada

    日本語はどんな特徴を持つ言語なのか、まとめた一冊。うーん面白い!言われてみればなるほど、という事ばかりなんだけど、他の言語と比べてやさしく語ってくれるので分かりやすい。日本の特徴は公用語が1つしかないこと。外国では公用語が複数あるのはざら(たとえばインドネシアは567の言語があり、公用語を決めるときに非常に揉めた)。また標準語と並立して、方言の分化がとても進んでいるのも特徴。沖縄と北海道の方言は外国語と言って差し支えない。アメリカの東端と西端ではさほど言葉が変わらないのと比べると日本語は地域差が大きい。

  • はら

    日本語の特徴をいろんな角度から取り上げて、興味深かった。自然、美意識、悲観を表す言葉を読んでいて、とても美しく感じて、惹かれた。時間あったら、歳時記をもう一度読みたい。ただ、あんまり頷けないところもあった。発音が美しいだとか、未開などのラベルで言語の優劣を決めるのは感心できないな。後、最初の章では、日本語の特別なところを主張しているけど、別に日本語に限る話ではいと思ったところがいくつかあった。面白い本だけど、批判的に読むべきだと思う。

  • はちめ

    1990年印刷の積んであった本。当時読んだかどうか記憶にない。日本語について様々な観点から網羅的に記載されている。極めて面白いが、30年経過して古くなっている部分と日本語自体が変わってしまった面があるようだ。ウラルアルタイ語族などは否定されているのではないだろうか。奥ゆかしいは使うけどゆかしいはほぼ使わない。いろんなことが紹介してあるのでとても覚えられないが、人間は言葉でしか考えられないので、日本人を考える上で参考になる。☆☆☆☆☆

  • アイナ

    著者の日本語に対する熱い思いを感じました。日本語の語彙が豊富なのは、豊かな自然に囲まれているからなんですね。「フランス語では蝶と蛾を区別しないで両方ともパピヨンと呼ぶ」「フランス語は5000語の単語を覚えると日常会話の96%を理解出来るが、日本語は22000語覚えなければならない」他の言語との比較もあり、外国語の勉強にもなりました。日本女性は頭の中では普通の言葉(男性と同じ)で考えているのに、口に出す瞬間女言葉に変換するというのも面白かったです。

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