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ISBN 10 : 4880084689
Content Description
中世を脈々と受け継ぐ下掛能・金春流。八十世宗家・金春安明が、中世のスピリットを解き明かし、能の魅力を縦横に解きほぐす。演者の立場から各曲目の特徴を具体的に解説し、現代の能をさらに豊かに享受するためのユニークなガイドブック。
目次 : 第1章 “翁”をめぐって(南都両神事能から見た古都の虚実/ カラー口絵 春日若宮おん祭 猿楽座参勤/ “神楽式”―金春穂高/ 金春の“翁”)/ 第2章 現行曲の解題―五十音順(ア‐コ)(藍染川(あいそめがわ)/ 葵上(あおいのうえ)/ 阿漕(あこぎ) ほか)/ 第3章 温故知新(復曲“この花”について/ 稀曲/ 音韻から考える)
【著者紹介】
金春安明 : シテ方金春流八十世宗家。1952年、七十九世宗家金春信高の長男として、奈良市に生まれる。56年夏、東京に転居。七歳、興福寺薪能「海人」の子方で初舞台。九歳、「猩々」で初シテ。以降、能楽師として順調にキャリアを積み、2006年、金春流八十世宗家を継承。老女物の内、“伯母捨 古式”“関寺小町 古式”を披く。学習院大学国文学科卒。幼少期より中国語に興味をもち、習熟。隋唐宋時代の音韻に明るく、それをも参考に、日本語の中世の音韻や仮名遣いを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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