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ルポトランプ王国 2 ラストベルト再訪 岩波新書

金成隆一

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004317937
ISBN 10 : 4004317932
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ニューヨークを飛び出し中西部に広がるラストベルトへ。再訪のロードトリップで見えてきたトランプ王国のその後を追う。都市と地方の中間に位置し揺れる「郊外」、さらに、深南部(ディープサウス)に広がる熱心なキリスト教徒の多い「バイブル(聖書)ベルト」へ。四年半で一〇〇五人に取材した真のアメリカがここに。

目次 : プロローグ―就任式へ、ラストベルトから山を越え/ 第1章 新たなブラック・マンデー/ 第2章 3年後の「王国」再訪(ロードトリップ前半)/ 第3章 次もトランプで決まり(ロードトリップ後半)/ 第4章 郊外で「王国」に揺らぎ?/ 第5章 帰還兵とアメリカ/ 第6章 バイブルベルトを行く/ 第7章 もはや手に入らないアップルパイ/ エピローグ―クリスマス、ラストベルトから山を越え

(「BOOK」データベースより)

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トランプ王国1は未読なのだが、わかりやす...

投稿日:2021/06/16 (水)

トランプ王国1は未読なのだが、わかりやすい内容で、この本だけ読んでもトランプを支持した人たちの心の揺れを感じることが出来る。今現在はバイデンが就任してからまだあまり(あるとして)ぼろも出ていない時点だから(21年6月)、なおさらこの本で垣間見えた揺らぎが重要なものに思える。

kam さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    よくここまで丹念にアメリカについて取材してるなぁと感じた。アメリカは本当にいろんな考え、人がいるし宗教、戦争が色濃く残っており、いかにトランプ大統領が彼らの心に食い込んでいったかがよくわかる。ベトナム戦争のPTSDは強い人がいるのが印象的。

  • molysk

    ラストベルトの白人労働者階級、トランプ支持に揺らぎが見え始めた郊外、敬虔なキリスト教徒が多い深南部バイブルベルト、そして帰還兵。大都市とは異なる「もう一つのアメリカ」の人々の声を伝えるルポの第3弾。共和党の党是である減税と規制緩和を実現するため、労働者に受けのいい言葉で支持を集めつつ、実際に何をするのかはとてもあいまい、という指摘には得心がいく。また、相手が見えないままの一方的な自己主張で、社会の分断が進んでいると感じる。昨今の警官による黒人暴行死への抗議デモの広がりを見て、暗鬱とした気分にさせられる。

  • skunk_c

    前作もそうだったが、丁寧に取材地を決め、取材対象となる人と自然に関係を作り、先入見を与えないようにインタビューする手法が、こうした「生のアメリカ」を垣間見せてくれる。印象的だった言葉が「バブル」。これは経済のバブルではなく、自分たちのコミュニティの中だけでものを考えて状況判断してしまうこと。複数の語り手からこの言葉が出てくるところに、アメリカの分断状況がうかがえるが、これは今の日本でも同様だと思った。現政府批判者同士が語り合っても、あるいは他の立場の人たちが語り合っても、所詮はバブルの中に過ぎないのでは。

  • 白玉あずき

    著者は駐在期間が終わって帰国されている。今後も地道なルポを読みたかったな。コロナ後の社会、慣習、民衆の意識変化が反映されたルポ、誰か書いてくれないかしら。共和党と民主党という従来の分類が機能しない社会。政治や教育、マスコミが社会の統合に失敗するとこうなります。国民国家を維持するなら、「社会契約の結びなおし」をしなければならぬと、どこかで読んだ覚えが・・・・社会を纏めるのは法ではなく、慣習だとも。トマス・フランク氏のロングインタビューが読み応え充分。日本はまだまだ均一性が高い。サラダボールを纏める理念は??

  • HANA

    アメリカの現在を描いたルポ続編。今回は第一期トランプ政権治世下でトランプ支持者のみならず一般の人も対象にインタビューを行っている。トランプが当選してからやにわにクローズアップされる事になったラストベルトやバイブルベルトはさる事ながら、一般の郊外に住む一般人を対象にした取材がやたら面白い。トードトリップという旅をしながら話を聞いて歩く取材方法面白いな。印象としては熱狂は過ぎ去ったもののまだまだ支持者は多く、他の選択肢が無い故に指示してる人も多い印象。第二期現在関税で大騒動になってるがこの先どうなるんだろう。

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