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ロシアより愛をこめて あれから30年の絶望と希望 集英社文庫

金平茂紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445671
ISBN 10 : 4087445674
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

1991年から94年、ソ連崩壊前後の激動の時代をTBSモスクワ支局特派員として過ごした著者が見たロシアの実態、そこに生きる人々との交流を書簡と日記形式で綴る。そして時は流れ、2022年ロシアはウクライナに侵攻する。開戦直後にウクライナを訪れた際の日記、22年〜23年の年末年始にモスクワを訪れた際の記録を追加収録。著者の体験を通し、「大国ロシア」とそこで暮らす人々の本質に迫る。

目次 : 1991(これが社会主義というものさ 1991年6月/ 一体何が豊かさなんだろうね? 1991年7月 ほか)/ 1992(すべて夢候よ 岡田嘉子さん逝く 1992年2月/ DO THE RIGHT THING 1992年3・4月 ほか)/ 1993(トルコにおける「ナターシャ」の問題、あるいはヴィソツキーの叫びは止んだか? 1993年1月/ バルトは前進する、あるいは、停滞と変化 1993年2月 ほか)/ 1994(クリントンを「民主主義の伝道師」として迎えたロシア人のプライド、または卑屈 1994年1月/ セミパラチンスク、45年目の悲惨/夢か真か、ルツコイらの生還 1994年2月 ほか)/ 補章 ウクライナより愛をこめて(2022‐2023)(あれから30余年後に/ ウクライナより愛をこめて(2022年2月‐3月) ほか)

【著者紹介】
金平茂紀 : ジャーナリスト。早稲田大学大学院客員教授。沖縄国際大学非常勤講師。1953年北海道旭川市生まれ。77年TBS入社。以降同局でモスクワ支局長、ワシントン支局長、「筑紫哲也NEWS23」編集長、報道局長などを歴任。2010年より「報道特集」キャスター。22年9月でレギュラー退任。以降同番組の「特任キャスター」に。04年度ボーン上田記念国際記者賞受賞。22年度外国特派員協会「報道の自由賞」受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Melody_Nelson

    ソ連が崩壊した直後のロシア支局にいた金平氏。当時の社会の混乱ぶりが伝わってくるし、インフレや盗難、賄賂要求など、読んでるだけで疲れてくるのだから、実際に生活してた人々の苦労は想像に難くない。海外特派員の仕事は大変そうだが、やりがいもあるだろう。この文庫版の最後には、ロシアのウクライナ侵攻後に行ったウクライナとロシアの日記。「報道特集」で放送したルカシェンコへのインタビューに見られるように、金平さんのジャーナリスト魂が感じられる。(何ヵ所かJAGATARAの曲についての言及あり…。マニアック!)

  • riri4125

    ソビエト崩壊、ロシアのウクライナ侵攻、そのどちらにもたまたま現地で立ち会ったジャーナリスト金平茂紀の本。30年前の部分は以前出版されたものの再録。西側には人気のあったゴルバチョフが本国ではあまり評価されていないとか、ペレストロイカの直後にも大ロシア帝国を懐かしむ揺り戻しの動きがあったとか、ソビエト崩壊後の経済の混乱や貧富の差の拡大などが今の強権的なプーチン政権を生んだのだなとか、振り返ってみると興味深い。

  • takao

    ふむ

  • ひるお

    金平茂紀『ロシアより愛をこめて』の続編かと思って読んだら、文庫化に2022年の訪ウクライナ記とロシア滞在記を追加収録した増補版だった。もちろん読む価値はある。ソ連崩壊前後の滞在記が教科書的な知識と認識を打ち壊すものだとすれば、追加収録された部分は日本のマスメディアが取りこぼすものを補完するものだ。現実それ自体の強烈さと悲惨さが読むものの胸を打つ。日常を簡単に日常と言うのではなく、何が起きているのか見極める目を養いたいと、自戒をこめて思う。

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